落ちても安心?
- 公開日
- 2009/07/23
- 更新日
- 2009/07/23
5年生
今週で1学期が終わります。そのあとは、子供たちが待ちに待った夏休み!どんな楽しいことがあるのか、ウキウキしています。遊びも、勉強も大切ですが、夏休みで一番大切なことは、健康にそして安全に過ごすことです。特に三小校区は、狩野川や牛臥海岸を擁しているため、水に親しむ機会が多い分、その危険ともとなり合わせています。そんな子供たちを取り巻く環境を考慮して昨年度から始めたのが着衣泳です。
服を着たまま水に入ると、想像以上に動きにくいものです。このような授業を通じて、万一、着衣状態で海や川に落ちた場合、どのように対処したらいいかを学ぶことにより、不測の事態でも落ち着いて行動できるようにすることがねらいです。
服を着たまま泳ぐのは難しいものですが、慣れれば浮くことはできます。さらに、ボールやペットボトルなど、ちょっとした浮きがあれば、それだけで楽に浮くことができます。登下校中ならば、ランドセルも浮きとして使うことができます。
浮くことができたら、着衣泳に向いているという「エレメンタリー・バックストローク」で泳いでみたり、色々な向きで水に落ちた場合の練習をしたり、どんな形で水に落ちても大丈夫なように体験を重ねました。
最後は、ためにし水中で服を脱いでみました。特にジーンズを履いている子は大変そうで、もし本当に足のつかない深い海に落ちたら、こんなふうに衣服を脱ごうとする行為自体が命取りになってしまうと実感したようです。
年に1回の体験ですが、子供たちは水の怖さを十分に感じることができました。もちろん、今日の授業で服を着たまま水に落ちたらどうしたらよいか分かったと言っても、その知識や技能が必要な状況にならないことが一番です。学校から配られる「夏休みのしおり」にあるやくそくをしっかりと守り、海水浴や魚釣り、プールには必ず大人と一緒に行きましょう!