学校日記

7/21 ちょっといい話(環境整備ボランティア)

公開日
2020/07/21
更新日
2020/07/21

三小の風景

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 第三小では、学校が再開した6月1日から、校舎内の環境整備として、職員ではどうしてもやりきれない水回り(トイレ・流し)の清掃を保護者の方々のお力をお借りして、行っています。
 学校からのボランティア募集の呼び掛けに対し、趣旨に賛同してくださり、平日の授業時間にお時間の御都合がつく方々が、即日20数名お集まりいただき、活動を開始して、早1か月半がすぎようとしています。
 毎日どなたかがいらっしゃって、熱心に清掃をしてくださっています。おかげで、第三小のトイレや流しは、本当にきれいに保たれています。感謝しても感謝しきれません。ボランティアの皆さん、本当にありがとうございます。今後とも、よろしくお願いいたします。

 さて、今日聞いた、ある環境ボランティアの方のお話を紹介させていただきます。

 「先生、ちょっと聞いて下さい! わたし、言いたくて言いたくてたまらないんです。」そういって、ボランティアの方に呼び止められました。
 「今日、2年生のトイレを掃除していたんです。みんな『いつもありがとうございます!』って言ってくれるんです。でも、今日は、そういって出て行った子供のうち、一人の子が戻ってきたんです。わたしは『どうしたの? また,おトイレ使うのかな? と言うと、『ううん、そうじゃないよ。ぼく、ちょっとみていたいんだ』って言って、じっと見ているんです。わたしがお掃除を続けていると、その男の子が言ったんです。
 『トイレさん、気持ちよさそうだね。いつもはおしっこで汚れてかわいそうだけど、ごしごしこすって汚れを落として、水を流してきれいになって。とっても気持ちよさそうだね。』って。
 わたし、なんだかその子の純粋さに感動しちゃって、わたしの心が洗われました! 子供って、素敵ですね。わたしが忘れていたものを思い出させてくれました。わたしの原動力です。また、がんばれそうです!」

 子供の言葉に感動して、だれかに聞いてほしくて、廊下を通りがかったわたしを呼び止めたそうです。
 コロナ禍で、正直学校も大変なことが多いですが、子供たちは変わらず元気です。子供と接していると、子供を励ましたり勇気づけているはずのわたしたちが、元気や勇気をもらうことが多いです。
 保護者の皆さんと協力しながら、わたしたちは、ますます子供のために尽力します。

※写真はイメージです