学校日記

夢をもって夢を語る  外部講師講演会

公開日
2025/05/30
更新日
2025/05/30

校長からのメッセージ

4年生、6年生が総合的な学習「丘の上学習」でリーフラス(株)の石谷さんの講演を聞きました。

高校球児だった石谷さんは、スポーツが得意な青年ですが、20代のときに生存率60%と言われる癌を告知されました。

その告知はクリスマスの日だったと言うことを聞いて子供たちの中からは

「えー」という声が漏れました。

癌という病気については「怖い」「死」といったマイナスイメージばかりを想像してしまうのですが、

正しい知識をもって前向きに立ち向かう石谷さんの明るく力強い言葉は、子供たちの心に響きました。

長い闘病生活の中で「死」や「生」を感じながら、「今まで接した知人に感謝を伝えたい」「また会いたい」

という思いからご自分で思いついた「ネクタイリレー」を実行しました。

知人、友達などからネクタイを借り、インスタグラムに毎日相手の紹介を載せました。

「いつか、その相手にネクタイを返しに行こう」という願い(夢)をこめて…

その取組はテレビ等でも紹介され、全国各地から、また全く知らない外国の人からもたくさんのネクタイが寄せられたとのことです。

児童から「今もネクタイリレーは行っているんですか?」と質問された石谷さんは、

「ネクタイリレーはもうやってないのですが、少しずつ感謝の気持ちを込め、ネクタイを返しに行っています」「でも、イギリスとか遠くにはなかなか行けないんですよね」と笑顔で答えてくださいました。

石谷さんの言葉や前向きな姿勢に子供たちは引き込まれていきました。

最後に教えていただいたワーク(長いロープを8人の児童が持ち、目をつぶった状態で『二等辺三角形』などの形を協力してつくる)では、子供たちが仲間と話したり、仲間の話を聞いて尊重し合ったりして一つの目標に向かっていくことを楽しむ様子が見られました。

この講演会を機会に、香貫小の子供たちが「夢をもって 夢を語る子」に育って欲しいと思います。