芹沢光治良作品をめぐる対話会
- 公開日
- 2023/12/21
- 更新日
- 2023/12/21
学校ニュース
12月20日(水)に、『芹沢光治良作品をめぐる対話会』を行いました。
対話会の目的は、芹沢作品に学び、気づき、醍醐味を味わうことです。沼津芹沢光治良文学愛好会から2名と生徒12名、教員・司書の3名が参加して、昨年度に引き続き2回目の開催をすることができました。
沼津市名誉市民である芹沢光治良の『神の計画(はからい)』、『三十数年間大切にしたハンカチ』を題材に、気づいたことや印象に残った言葉を語り合いました。
『神の計画(はからい)』では、生徒が「分身論」に着目して疑問を提起しました。分身の本性が「同胞」であると推量し、それを「きょうだい」と読ませることに、やや抵抗感があるなどと感想を述べました。
『三十数年間大切にしたハンカチ』では、モノを大切にするという主張にのみかかわらず、時代背景や国際関係にも言及しました。さらに、人物像や表現技法、挿絵に注目し、疑問をもちながら感想述べました。
愛好会の方から、「魅力的な切り口や表現で活発に発言できていた」、「ソクラテスも憧れそうな若さの溢れるシンポジウムだった」と評価していただきました。