学校日記

おすすめの一冊(4/15)

公開日
2020/04/15
更新日
2020/04/20

図書室より

 本校の図書館主任である1年部国語科の石川先生が、春という季節を考え、一冊の本を紹介してくれました。

 本日紹介する本は『引き出しの中の家』です。作者は、朽木祥さん、絵は金子恵さんです。
 この物語には、“花明かり”という不思議な存在が登場します。本を開くと最初に花明かりの紹介が書いてあります。
 「“花明かり”はとても小さい。“花明かり”が幼いうちは、嬉しいと花の香りを発する。成長した“花明かり”は、喜ぶと自らの内から輝く。“花明かり”がまわりにいると、花はみごとに咲きみだれ、果実はたわわに実り、緑は濃く深くなる。花明かりにふさわしい大きさのものを仕立てれば、花明かりは、きっと、やってくる。」
 花や緑が美しい春の日にぜひ読んでほしい一冊です。それぞれの話は短い章なので、すらすら読めてしまいます。かわいい挿絵と穏やかな文章で癒やされたら、あなたの家の庭でも“花明かり”を探してみませんか?
 休校中、様々な本の世界を開いていきましょう! (石川より)