最新更新日:2021/06/17
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《小中一貫教育目標》“志”をもって 自分をみがき ともに挑戦する たくましい大平の子

3/1(月) LOVE。。 44

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◎体は不自由だけれど、私は自由



風ちゃんは45歳。

脳性麻痺で体感機能障害がある。

両手はまったく使えない。

字を書くのも足で。

二本の箸も足で持つ。



ご飯を手で口に運ぼうとすると、

一口食べるのに1時間かかる。

足で食べるのも時間がかかるが、

1時間あればお腹いっぱい。

誰の助けも借りずに自分で食べることができた。

おいしく食べられればいいじゃないかと思った。

栄養学校の先生には手を使えと叱られたが、

私の人生だから、自分の生き方は自分で決めた。

かっこいいのだ。



「私の体は変わっている。

 ビールも酒も、ストローなしでは飲めない」



しゃべるのも硬直が強く自由にならない。

うなるようにしゃべる。

言葉の一つひとつが重い。



彼女はお酒が強い。

お酒が入ると体の緊張が少しとれ、

しゃべりやすくなる。



「フォークもスプーンも使うけど、

 スパゲッティは箸がいい。

 すべて足で持つ。

 味噌汁はやっぱりストローだ。

 人はびっくりするけど、

 パフォーマンスじゃあるまいし、普通のことさ」



諏訪中央病院の看護学校で、

毎年、哲学の授業をしてもらっている。

生きるとは何かを語ってもらう。

授業は笑いがあふれる。

吉本のお笑いを聞いているようにおもしろい。

自分の障害を全部ギャグにしてしまう。

笑わせて、笑わせて、

その向こう側に命の切なさを、

風ちゃんは伝えてくれる。



風ちゃんには名言が多い。



「体は不自由だけれど、不幸ではない」



「体は不自由だけれど、私は自由だ」



うーん、へこたれない人間って、かっこいい。

死のうと思ったこともあった。

小さい頃、がんばってリハビリすれば、

いつか病気は良くなると親から教えられてきた。



ある時、学校の先生から、

風ちゃんの障害はもう良くならないと聞かされた。

ショックだった。

死のうと思った。

家のすぐ横を私鉄が走っている。

夜中、線路の脇に立ち、電車が来るのを待った。

夜明けまで立ちすくみ、はっと気がついた。

足が冷たい。

足が冷たくなったから家に帰ろうと思った。

足の冷たさで、私は今生きているんだ、

とその時感じたと言う。



「その私鉄、夜中は全く走らない。

 夜中に電車を待っていた私はバカみたい」。



笑いながら自分をさらけだすことができる。

すごいなあと思った。



「生きていくのが嫌になって、

 死にたいと思った時、

 頸椎の損傷で

 手足4本まったく動かない他の障害者に言われた。

 『おまえは

  自分で自分の命を絶てるからいいなあ』」



風ちゃんはそれまで、

自分は世界で一番不幸だと思っていた。



「ハンディはいっぱいあるけれど、

 自分はまだまだ恵まれている。

 両手は使えない。

 足も不自由だけれど、

 それでも、少しは移動できる。

 ちょっと誰かに応援してもらえば、

 旅だってできる。

 ストローを使えば、お酒だって飲める。

 日本酒か焼酎か、選ぶことだってできるんだ。

 その時、幸せって何かわかったような気がした。」



障害があったって、病気があったって、

お金がなかったって、幸せはあり得るんだ。



「生きることに疲れたと誰かが言った。

 私も疲れを感じる。

 でも負けない。

 ただ現実に背かずに生きるだけ。

 なぜ生きるのか、なんてどうでもいい。

 変えようのない宿命が

 いつも目の前に横たわっているけれど、

 それが与えられた人生ならば、

 しっかり受け入れて生きてやる」



「人間はなぜ生きるのか」とか

「生きることの意味」とか・・・。

むずかしいことはわからない。

哲学的難問はちょっと横において、とにかく生きる。





◎あきらめちゃいけないこと



ステキな45歳。

学生の前で、

足で携帯をかけてみせたり、

足でキーボードを演奏する。

学生たちにとってみれば、驚きの連続である。



「人生にはあきらめなければならないことが

 たくさんある。

 でも、

 あきらめちゃいけないこともあるんだ。

 私も普通の人と同じように、町へ出て行きたい。

 たまには旅もしてみたい。

 そのためには

 私はあきらめなくちゃいけないことが

 いくつもあった。

 私は一人でここには来られない。

 一人では階段も上れない。

 誰かに連れて来てもらう。

 一番恥ずかしかったのは、

 トイレが自分でできないこと。

 トイレをした後、私は誰かに紙で拭いてもらう。

 そのことをあきらめないかぎり、

 私は外に出ることができなかった。

 悔しかったし、恥ずかしかったし、

 悲しかったし・・・。

 私は、いくつものことをあきらめてきた。

 でも、

 私を必要としてくれる人のところへ行って、

 私は私の思いを語る。

 私は

 私の人生を生きていくことをあきらめなかった。」



ぼくたちの人生は、

あきらめの連続で成り立っている。

どうすることもできない流れの中で、

あきらめて、

あきらめて生きながら、

それでもあきらめられない時、

大切なのはその時なのだと思う。

あるがままを認めて素直に生きればいいんだ。



「一生かけて障害者。

 やりがいがあるね。

 この役こなすのはちょっと大変だけれど、

 演じれば演じるほどに、

 奥が深くてのめりこんでしまう。

 こんな役、投げ出したい。

 とてもじゃないけど、精神力がいる。

 だけどせっかくの役だから、最後までやってみる」



風ちゃんの言葉の一つひとつが重い。

多くの看護学生は、

「一生忘れられない授業だ」と言ってくれる。





◎よくばらないと楽に生きられるようになった



風ちゃんは足で筆を持ち、絵も描くようになった。

ついつい調子に乗って、

畳二畳ほどの大きな絵も描くようになり、

絵足手紙全国巡回展をしているというからすごい。

額縁にお金がかかっているので赤字です、

と笑いながら話す。

挫折の連続で生きてきたので、

このくらいのことではへこたれないらしい。

十年ほど前から書にも興味を持ちだした。

書道の先生に指導をお願いした。

はじめ、断られた。

「足で書く人を教えたことがない」という先生に

「先生に足で書いて見本を見せてとは言わない。」

笑ってしまった。

ツッコミがきびしいのだ。

ユーモアもある。

先生は教えてくれるようになったという。

「邁進」という字を書いた。

足で書いたとは思えないほど美しく、

雄大で風格のある字。

今はこの字を書き続けているという。



「失恋もした。

 あの人なしでは生きられないと、

 ずっと思っていたけれど、

 不思議なことに、ちゃんと生きている」



と風ちゃんは笑う。

失恋もまな板に載せて料理してしまう。

たくましい。



「できること、

 できないこと、

 したいことしたくないことを、

 はっきりさせたら楽になった」と、



哲学的なことを言う。



「せっかく生まれてきたんだから、

 楽しく生きなきゃ損。

 大切なことはゆっくりやればいいと気がついた。

 そしたら、だんだん自分のことが好きになれた。

 自分のことを大切に思えるようになったら、

 他人のことを大切にできるようになった」



人は一人では生きていけない。

人と人とのつながりの中で生きる。

だから、人の心をつかまえることが大切。

風ちゃんは人の心をつかむ達人だった。

最後は立ち上がって、自分の詩を朗読した。

脳性麻痺の特徴である筋の緊張が起きて、

うまくしゃべれない。

体が曲がる。

しぼり出すように詩が始まった。

ひと言ひと言が輝いている。

上等なひとり芝居を見ているようだ。



「昨日、障害者でした。

 今日、障害者でした。

 明日、たぶん障害者でしょう」



教室に涙があふれ出す。

風ちゃんは言い切った。



「ある小学校に行った。

 校長先生が私を紹介してくれた。

 『不幸にして障害を持った風ちゃんです。』

 コノヤロウと思った。

 初対面の他人から

 『不幸な風ちゃん』

 なんて言われる筋合いはない。

 幸せか不幸せかは自分が決めるもの。

 私は手が動かなくても、

 足を使って、けっこう幸せに生きている」



風ちゃんがいたずら坊主のように、

再びニコッと笑った。

体は不自由だけれど、私は不幸ではない。

自由も、

幸せも、

ちょっと視点を変えれば見えてくる。

自由も、

幸せも、

よくばらなければ、つかまえることができる。

自由も、

幸せも、

へこたれなければ、手に入れることができる。

だれでもできる。きっと。





BY 「へこたれない」 鎌田實













「自分の生き方は自分で決める。」 BY 風ちゃん






3/1(月) LOVE。。 43

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「闇は深まった、朝はまだ遠い」

        と眠り込む人がいる。


「闇が深まった、そこまで朝が来た」

        と起き上がる人がいる。


 歴史を転換させるものは、

        人の生きざまの転換である。



 朝は闇から来る。





BY 「 詞集 たいまつ 3 」 むのたけじ



2/27(土) LOVE。。 42

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木村浩子さんは生後間もなく脳性マヒになった。

手足は左足が少し動くだけ。

ものも言えない。



小学校にも中学校にも行けなかった。

わずかに動く左足に鉛筆を挟んで、

母に字を習った。



彼女の詠んだ短歌がある。



不就学なげかず左足に辞書めくり

漢字暗記す雨の一日を



左足で米をといでご飯を炊き、

墨をすって絵を描き、

その絵を売って生計を立てた。



自分のためにだけ生きるなら芋虫も同じと、

絵の収入から

毎月身体の不自由な人のために寄付をした。



彼女は言う。



「私のような女は、

 脳性マヒにかからなかったら、

 生きるということのただごとではない

 尊さを知らずに過ごしたであろうに、

 脳性マヒにかかったおかげさまで、

 生きるということが、

 どんなに素晴らしいことかを、

 知らしていただきました。」



BY 「心に響く小さな5つの物語 2 」 藤尾秀昭













「主」という字の「、」はロウソクの炎。

「王」は台のこと。



自分の環境を照らして生きる人のことを、

主という。



命の炎を燃やして生きるとは、

自分が

自分の人生の主人公となって生きることである。



BY 藤尾秀昭



2/26(金) LGBTQ授業

私もあなたも『自分らしく』生きることができる学校や社会にするために」というテーマで、全校でLGBTQについて学習しました。先生方が手作りのスライドを使って講義しながらし、想いを語って下さいました。真剣に受け止める皆さんの気持ちが伝わってきました。
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2/26(金) LGBTQ授業

「私もあなたも『自分らしく』生きることができる学校や社会にするために」というテーマで、全校でLGBTQについて学習しました。先生方が手作りのスライドを使って講義しながらし、想いを語って下さいました。真剣に受け止める皆さんの気持ちが伝わってきました。

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2/26(金) 1A数学

図形に回転移動を加え、パソコン上にデザインを描いています。
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2/26(金)2B音楽

合唱曲に取り組んでいます。chrome book に意識するポイントを入れながら確認しています。
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2/26(金)2A理科

「海陸風のなぞ」について考えています。現象を科学的に説明できるよう議論しています。
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2/26(金) 3A英語

「卒業PROJECT」として、将来の夢やお世話になった方への感謝の気持ちを英文で表現しています。
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2/26(金) 朝清掃

いつもきれいにありがとう!
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いつもきれいにありがとう!
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いつもきれいにありがとう!
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2/26(金) 図書コーナー

2021年本屋大賞ノミネート作品を陳列した図書コーナーが、生徒玄関近くに設置されています。つい手にとって見たくなります。
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2/26(金)登校のようす

みんなの元気な姿にパワーをもらっています。
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2/26(金) LOVE。。 41

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幸せのカタチ



地下鉄のホーム

たどり着いた電車から

ぎこちなく降りてきた  2台の車イス

周りからの気の毒そうな視線に囲まれ

車イスのカップルは乗り換えのホームに向かう



言葉を話す事さえ  不自由な口元を

首を傾けたままの彼の耳に近づけて

幸せそうに話した



人は姿や形じゃなく

強いとか弱いでもなく

誰かを愛し愛される事  それが幸せなんだろう

人は生まれや育ちじゃなく

生きてゆける長さでもなく

誰かを愛し愛される事  それが幸せなんだろう



同じホームの上で

地面を見つめながら

ため息を吐いた  僕の盲目の心は

いつも一番側にある  幸せが見えずに

表面的な現実に傷ついて  人の目から逃げていた



人は姿や形じゃなく

強いとか弱いでもなく

誰かを愛し愛される事  それが幸せなんだろう

人は生まれや育ちじゃなく

生きてゆける長さでもなく

誰かを愛し愛される事  それが幸せなんだろう



愛される事からじゃなくて  愛する事から始めよう

全てを受け止める事は

そんなに簡単な事じゃないけど

今まで沢山の贈り物を

知らず知らずに見過ごしてきた



人は姿や形じゃなく

強いとか弱いでもなく

誰かを愛し愛される事に  気がつけるかなんだろう



人はどんな場所からでも  幸せになれる事

あの日地下鉄で出逢った  2人が教えてくれた



BY 「loved one」 おかん DAI



2/26(金) LOVE。。 40

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朝のリレー



カムチャッカの若者が

きりんの夢を見ているとき

メキシコの娘は

朝もやの中でバスを待っている

ニューヨークの少女が

ほほえみながら寝がえりをうつとき

ローマの少年は

柱頭を染める朝陽にウインクする

この地球で

いつもどこかで朝がはじまっている



ぼくらは朝をリレーするのだ

経度から経度へと

そうしていわば交替で地球を守る

眠る前のひととき耳をすますと

どこか遠くで目覚時計のベルが鳴ってる

それはあなたの送った朝を

誰かがしっかりと受けとめた証拠なのだ



BY 「谷川俊太郎詩選集 1 」 谷川俊太郎



2/25(木) 学年・専門委員会

放課後、生徒会本部、各専門委員会、各学年委員会がランチルームに集い、第3ステージの振り返りを行いました。
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2/25(木) 学年・専門委員会

放課後、生徒会本部、各専門委員会、各学年委員会がランチルームに集い、第3ステージの振り返りを行いました。
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2/25(木) 学年・専門委員会

放課後、生徒会本部、各専門委員会、各学年委員会がランチルームに集い、第3ステージの振り返りを行いました。
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2/25(木) LOVE。。  39

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種子



落ちたところが

棲である

風に運ばれ

鳥に運ばれ

犬や猫に運ばれ

人間に運ばれ

土の上であろうと

岩の上であろうと

落ちたところに

縁あれば

そこに生きる



発芽してよし

発芽しなくてよし

種子は運不運を飲み込んで

その刻を待っている



BY 岡崎純



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