６月１０日（水）に、静岡県の事業である「人づくり地域懇談会」が行われました。ＰＴＡ文化部の第３回家庭教育学級と兼ねて実施し、保護者の皆さん、地域の皆さん、そして、本校教職員が子育てについて共に学ぶ機会となりました。
　講師として、人づくり推進員の鈴木昌宙先生にご来校いただき、「四方山話よもやまばなし」と題して、子育てに関わるお話をしていただきました。NPO法人「浮島沼自然・里づくりの会」副理事長の鈴木先生は、自然を大切にしていらっしゃいます。今回は、魚の子育て、鳥の子育て、獣の子育てなど、厳しい自然界で生きるさまざまな生き物たちの子育てのエピソードを話されながら、私たち大人が子供を育てていく時に、忘れてはいけないものはなにか、ユーモアを交えて、分かりやすくお話していただきました。
　鈴木先生は、子供の成長に合わせて、その時に教えるべきことをきちんと教えること、善悪の判断、命に関わることや人の迷惑になることは厳しく教えることなど、当たり前のことですが、今、私たち大人が忘れていることを改めて教えてくださいました。そして、たとえ子供がいくつになっても優しく抱きしめ、大切に思っていることや愛していることを伝え、心を育てていきましょうと話されました。
　忙しい毎日です。子育ては本当に大変ですが、未熟で生まれる子供に本気で関わること、根気強く関わることが大切だと考えさせられました。子供の話に耳を傾け、子供の心に寄り添うことのできる大人になりたいと思いました。
　ご参加いただきました保護者の皆さん、地域の皆さん、お忙しい中ありがとうございました。