虐待
- 公開日
- 2009/07/17
- 更新日
- 2009/07/17
校長のひとりごと
先日のニュースで、今年の幼児・児童虐待が昨年を上回っていると報道していました。毎日、必ずと言っていいほど虐待の記事が続き、今日も2歳の男児に22歳の夫婦がかわるがわる熱くなったドライヤーを肌に押しつけて火傷をさせたというではありませんか。まったく何ということでしょうか。大人の勝手な理由付けから、我が子に対して暴力をはじめとする様々な虐待を繰り返す大人が増えていることを残念に思います。子供の心に残る大きな傷は、いつまで経っても癒えることはありませんし、やがては子供自身が今度は我が子に対して虐待を繰り返すようになるのです。
虐待にも精神的なものから身体的ものまで様々なものに分類され、行政機関でも対応に毎日必死で取組んでいますがなかなか思うような結果に結びつけることができないのが現状です。私たちの周辺にも、首を傾げるような現実が幾つもありますが、現在の法制度ではどうすることもできずにただ耳をふさいで傍観するだけになっています。我が国も早く欧米諸国のように、子供たちの救いの声に即座に対応できる日が来ればいいなと願っています。虐待に対して行政指導が強力に行える法整備が一刻も早く実現することを日々願うばかりです。