善も悪も自分に帰る
- 公開日
- 2010/01/19
- 更新日
- 2010/01/19
校長のひとりごと
以前も報告しましたが、沼津市の小学生の万引き(窃盗)が増加傾向にあります。それも同学年の子供たちでグループになりゲーム感覚で万引きをしたり、低学年から高学年までの子供たちが集まり計画的に万引きしたりするケースが出ています。罪の意識はあまりなく、面白半分がほとんどのようです。
万引きに限らず、火遊びも器物破損も落書きも・・・全て面白半分でしている場合が多いようです。
私たちは子供の頃から、善いことも悪いこともやればやっただけ必ず自分に戻って来ると教えられて来ました。「そんなことをすると罰があたるよ。」とよく言われたものです。それは事あるごとに、祖父母や親は勿論のこと近所のおじさんやおばさんにも言われ、そんなの嘘だと思いながらも子供心にどこかで信じていました。
しかし、現在はどうでしょうか。核家族化が進む中でお年寄りとの生活も少なくなり、隣近所の付き合いも薄れてきているこの頃では、子供へのこのような言葉掛けも無くなっているのではないでしょうか。叱るだけ、遠ざけるだけでは子供の心は育たないと思います。子供たちとこの様なコミュニケーションを通しながら、地域の大人と子供たちの関係は築かれていたのかなと思うこともあります。
陰徳あるものは、陽報あり・・・であることを、これからも私は子供たちに教えていきたいと思っています。