3年・国語科(漢字を読む)
- 公開日
- 2010/07/10
- 更新日
- 2010/07/10
3年
漢字の勉強というと何回も書いて練習し、気がつくと自然に身についている学習方法が一般的です。一方、漢字の「読み」と「書く」は連動せず、「読み」を先行させる方が理にかなっているという学説があります。このところ日本の国語科は漢字を読むことは該当学年で履修するが、漢字を書くことは次の学年で習得すればよしとする方法をとっています。3年生は一年間に200文字の漢字を習得します。3,4年に配当されている漢字の数が一番多いのです。この年齢の記憶力が優れていることに起因します。さらに言えば、低学年や中学年は漢字を読むことは大人同様に可能です。
3年生が行った図書室の料理本を使った学習はこの一例です。習った漢字でなくとも料理をしたい意欲が漢字を読ませます。レシピを知りたいからです。漢字が読めなければ聞けばいいのです。恐らく一回で覚えます。読めるようになるのです。もっとも、その前提として子供の生活域の中に経験としてお菓子作りの経験は必要です。家で家族の一員としてお菓子作りをしているから難しい漢字の言葉もすでに耳で知っていることが大事です。そのため、子供には生の体験を重層的に積み上げておくことが大事になります。子供の興味関心の度合いを高めておくことが大切です。