“一隅”№8
- 公開日
- 2010/08/09
- 更新日
- 2010/08/09
校長メッセージ
− 学校で行う教育について(躾)−
先日(平成20年)、なわとび講習会の折、体育館に集まった子どもたち全員の前でI先生が学校にふさわしい服装について注意を促してくれました。「洋服のチャックはしっかりせよ。」と。
ポケットに手を入れるな、服装をだらしなくするな、といった注意を口ですることより、教師が模範を見せる、示す方がはるかに効果があります。学校では同一歩調で指導にあたらないと子どもに逃げ道を作ることになります。子どもはすぐ逃げます。「だって、○○先生だってやってるもん。」ふざけるな!ですが、まずは隗より始めましょう。
先日の職員打合せでも話しましたが、イギリスに研修に行ってこられた戸田中学校のS先生の報告書にイギリスの学校のようすが次のように報告されています。参考になります。
〈イギリスの教育で参考になったこと〉
②きまり・マナーを守る教育
・服の着方、先生方・生徒間の言葉遣い、持参する 昼食(炭酸ダメなど)、宿題等について細かくきまりを定め、明文化し全児童生徒に配布している。
・先生を尊敬すること、無礼な態度をとらないことを教える。
・指導に従わない場合、休学、さらには退学処分も行う。
・訪問先の公立の中高女子校ではミニスカート、イギリス国教会中高男子校ではボタンはずし、腰パンの生徒が見当たらなかった。
どうですか。私たちは襟を正し、子どもたちが一人前になる教育機関としての小学校として当たり前に対応したいこと、参考にしたいことが多くあると私は思います。
12/4(木)(平成20年)付、静岡新聞の「ひろば」(読者投稿欄)に75歳の磐田市、松本さんが「厳しさあった昔の学校生活」と出した文章を投稿しています。
昔の厳しい学校生活と現在の学校を比較し、一番松本さんが気になされている点は、「学校内での先生と子供たちの様子を見て感じることは、師弟の間でありながら、先生に友人同様の態度で接すれば和やかで楽しそうにみえますが、しつけ、学業となると、そうは言っていられない事態が生まれる」点です。的を射た指摘です。
さらに松本さんは学校の使命を「たくましく我慢強い子供に育て上げる」ことだと述べています。
西浦小2年生(平成20年度)に先日質問しました。
お父さんは?
「こわい。」、この子の返事でした。安心しました。
(平成20年12月17日)