学校日記

4/22「想像力を働かせて」を受けて(4/24)

公開日
2020/04/24
更新日
2020/04/24

学習コーナー

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正岡子規が大好きだったスポーツ、分かりましたか?
の(野)ぼーる(球)ということで、正解は、「野球」です。彼は、野球を題材にした短歌も作っています。
 
久方のアメリカ人のはじめにしベースボールは見れど飽かぬかも                   正岡子規『竹乃里歌』

ひさかたの アメリカじんの はじめにし ベースボールは みれどあかぬかも

→アメリカ人が始めたベースボールは、いつ見ても飽きないものだなあ。

 最初の「ひさかたの」は、訳に出てきません。さて、どうしてでしょう。これは、百人一首を思い浮かべると、説明できるのではないかと思います。
 「ひさかたの 光のどけき 春の日に しづ心なく 花の散るらむ」
「ひさかたの」という言葉は、枕詞(まくらことば)と言います。「ひさかたの」という枕詞は、「光・天(あめ)・空」などの言葉の前に置きます。
そう考えると…正岡子規の和歌は、どうでしょう。彼は、言葉遊び(アメリカ)をしたのかもしれません。おもしろいですね。
 
 そして、飯田蛇笏の俳句「芋の露 連山 影を 正しうす」の季語は、「芋の露」、季節は、秋です。ここに描かれている芋は、さつまいもでも、じゃがいもでもなく、里芋です。里芋の葉は、とても大きくなります。有名なジブリの作品で、雨の中、大きな葉を傘にして立っている場面が出てきます。
 里芋の葉の上にきらきらと光る露。その露には、何が映るでしょう。詳しくは、授業で一緒に深めていきましょう。(国語科 岸間より)