授業研究 「硫黄と結び付く化学変化(2年 理科)」2 6/9
- 公開日
- 2022/06/09
- 更新日
- 2022/06/09
授業の様子
硫黄と鉄の粉末を混ぜ合わせたものを加熱すると、すぐに反応が始まり、赤熱状態が観察されました。灰色の粉末がじわりじわりと赤みに染まり、発生した熱によって自発的に反応が進行していく様子に、どの班からも感嘆の声があがります。「うわー」「すごい」「マグマみたい」数分で完結する現象でしたが、子どもの中に驚きの余韻はいつまでも残っていました。
その後の硫化鉄に薄い塩酸を注ぐ実験では、発生した臭いに驚きながら「箱根?大涌谷のにおいだ」「温泉卵を思い出す」と、自身の体験から想起された場面を口にしました。
実験後に生成された硫化鉄は磁性が弱まったことも確認し、反応物と生成物の両者を比べた結果、単体と単体が化合して別の性質の物質が生成されたことを実感していました。
これからも、生徒にとって分かる授業を追究していきます。