学校日記

Vanishing Future 日本語訳

公開日
2021/09/10
更新日
2021/09/10

学校の紹介

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昨日、後藤さんのスピーチ原稿を英文で掲載しましたが、今日は日本語訳をアップロードします。お読みいただいた英文と比べてみて下さい。

〜Vanishing Future〜

 みなさんは、世界の子どもたちにどんなことが起きているか知っていますか?
 世界には、安全な生活や夢、将来を失いつつある子どもたちがたくさんいるのです。
 日本では、私たちは毎日学校へ行き、友だちと話し、食べ物に恵まれ、快適な生活をしていますが、世界にはさまざまな理由で苦しんでいる子どもたちがいます。その理由についておはなしします。
 まずは18歳以下の女の子の児童婚です。一日に3千人もの女の子が結婚しています。しかも相手は彼女たちの知らない相手、彼女たちの意思に反するものばかりです。
 中には私と同じくらい、いや、私よりも歳の若い女の子までいます。
 10歳以下の女の子が赤ちゃんを育てているのです。学校へ行くチャンスも、夢を抱くこともあきらめなければなりません。
 二つ目は、700万人もの人々の経済的な問題です。これは7人に1人の割合で子どもも問題に直面しています。日本でさえ、7人に1人は十分な食料がない子どもたちなのです。
 一日に2ドルで生活している人々もたくさんいます。すなわち、日本円にして200円です。
 経済的な理由のため、学校に行けず、職や結婚相手、生活スタイルも選べないのです。
 彼らは缶やボトルを拾い、リサイクルショップに売り、わずかなコインを受け取ります。割れたガラスの上を裸足で歩き回り、ついた切り傷を気にしている余裕はないのです。次に食べるものをどこでどのようにして手に入れるかしか、考えていないのです。それが、彼らが生き残るためにできることなのです。
 第3は、紛争です。子どもたちは、水も、食べ物も、住むところさえもありません。きれいな水を求めて何時間も歩き、安全ではないとわかっていても、そこにある水を飲まなければならないのです。
 私はショックを受けました。こんな子どもたちの状況に大きな衝撃を受けたのです。結婚と子育て、環境的に恵まれない地域、これが経済的な問題が理由であることに。私は、かわいそうなこの子どもたちのことに、そして、この問題があまりに長い間解決していないことに、胸が苦しくなりました。この状況はわたしにとってはとても耐えられないことでした。
 この事実を変えたい。彼らに何ができるだろう?私は考えに考え、考えましたが、いい考えが思い浮かばないのです。私にできることはないのでしょうか。
 私は、国際的な組織について調べました。それらは、彼ら子どもたちの日々の生活を支えていることを知りました。たくさんの人々が状況を変えようとしていることがわかりました。
 何ができるのだろう。寄付することしかできないのでしょうか。
 それでは不十分だと思います。私は、できるだけ多くの人々に、この子どもたちの状況を伝えていきたいと思います。もっと彼らについて、調べていこうと思います。SDGs、特に男女平等について、そして不平等を減らすことについて、もっと勉強していこうと思います。
 私は彼らを助けるためにもっと勉強できると思います。彼らの健康のために、彼らの食べ物のために、彼らが就労するために、彼らが自立するために。
 わずかなことしかできないかもしれません。でも、何ができるかを追究していきたいと思います。どうしたらいいかを見つける努力をしていきたいと思います。