☆3月22日(日) 卒業生に贈る“この1冊” その4
- 公開日
- 2020/03/22
- 更新日
- 2020/03/22
校長室発
「緑色のカエル 茶色のカエル」
きしら まゆこ 作・絵
やろうと思えば、何でもできる。
結構本当になった。
びっくりしています。
やっぱりやってみるもんですね。
人の話を聞くのは大事ですね。
受け入れて実行するのは、もっと大事ですね。
by 山本浩樹
池がありました。
池がありました。
緑色のカエルは思いました。
気持ちよさそうな池だ。
よし入ってみよう。
茶色のカエルは思いました。
こんな濁った池
絶対に入れない。
緑色のカエルは
透きとおったきれいな
メガネをしていました。
茶色のカエルのメガネは
汚れてくもっていました。
森がありました。
森がありました。
緑色のカエルは思いました。
楽しそうな森だ
よし進んでみよう。
茶色のカエルは思いました。
こんな先がわからない森
絶対に進めない。
緑色のカエルは
方位磁石を持っていました。
茶色のカエルの方位磁石は
壊れていました。
泉がありました。
泉がありました。
緑色のカエルは
水筒に水をくんで飲みました。
「あ〜 だいまんぞく!」
茶色のカエルは
水筒に水をくんで飲みました。
「あ〜 ものたりない…」
緑色のカエルは
水がたっぷり入る
水筒を持っていました。
茶色のカエルの水筒は
穴があいていて
水がほとんど入りませんでした。
ある日 2匹のカエルが出会いました。
そして 茶色のカエルは
自分のメガネがくもり
自分の方位磁石が壊れ
自分の水筒に穴があいていることを
知りました。
茶色のカエルは
メガネをみがき
方位磁石をなおし
水筒の穴をふさぎました。
そして 目の前に素晴らしい世界が
広がっていることを知りました。
宝の地図が落ちていました。
宝の地図が落ちていました。
・・・・・・・・・・・・・・・・つづく!
「緑色のカエル 茶色のカエル」より抜粋
☆茶色のカエルが手に入れた宝
茶色のカエルは大切なものを手に入れました。
「こうだと思い込んでいることが、違っていることもある」
というを知りました。
「それは、自分次第で変えられる」
ということも知りました。
今、
宝の地図を拾った茶色のカエルは、
わくわくと、森を進んでいます。。