学校日記

☆4月12日(日) 卒業生に贈る“この1冊”11

公開日
2020/04/12
更新日
2020/04/12

校長室発

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「いのちの授業」 日野原重明








「あなたは時間を自分のためだけに使っていませんか?」
いのちとは、心臓のことではなく、「私たちが自由に使うことのできる時間」
この本と出会ったのは、教師という仕事をはじめて何年かたったときのことです。
改めて、自分の「志」とは何かを考えていたときでした。
「他者のため」を多く見せてくれた卒業生に、改めて自分の時間の使い方について、考えてもらえたらいいなと思います。

成人を迎えるということは、「自分が独りで考えて、自分の時間の使い方を決められる大人になるということです。そのことを、自立と言います。」と筆者は語っています。
自分のため、他者のため、充実した時間を使える大人になってください。

by 本田敦也








☆“いのち”とは、あなたが使える時間のことです。


命とはなぜ目に見えないか。
それは命とは、
君たちが持っている時間だからなんだよ。
死んでしまったら、
自分で使える時間もなくなってしまう。
どうか一度しかない自分の時間、
命をどのように使うか、
しっかり考えながら生きてほしい。
さらに言えば、
その命を、
今度は自分以外の何かのために使うことを学んでほしい。


人のために自分を捧げる喜びを知っている人を、
プロと言います。


なんと言っても、
人が人に与える最高のものは、心である。
他者のための「思い」と
「行動」に費やした時間、
人とともにどれだけ時間を分けあったかによって、
真の人間としての証がなされる。


何事も、
今ある規則のとおりにやっていたのでは進歩がない。
規則を破るようなことをやらないと、
現状はなかなか変わらない。
規則を破ったとしても、
皆が応援するような破り方をすればよい。
そうすれば、
新しい良い規則がずっと早く出来る。


これまでの教育は、
出来あがったデータを記憶する教育であった。
困難な問題にぶつかったときに、
問題解決が出来るような能力を与えられていない。
本当に学ぶべきなのは、
問題とどう取り組むか、
どういう戦略を立てるべきかということである。
学校を出てからも、
自分で出来るような頭の仕組みを作る。
そして、
その仕組みに従って生活し、
行動することが必要なのである。


人生には無駄というものはないもの。
後にならないと、
その意味が分からないことがたくさんあるのです。
つらいことでも苦しいことでも、
「体験」したことは、
間違いなくその人の強みになります。


生きがいとは、
自分を徹底的に、大事にすることから始まる。


私たちは運命を生きるのではなく、運命を作っていくのです。


鳥は飛び方を変えることは出来ない。
動物は這い方、走り方を変えることは出来ない。
しかし、
人間は生き方を変えることが出来る。


人生とは、未知の自分に挑戦することだよ。


by 日野原重明



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