授業前の先生方の様子です。教頭先生が機器の調子を整えてくださり助かりました。英語の授業での発表について担任の先生と打ち合わせをしました。そして，みなさんも見覚えのある先生が来室しました。

　クラスメートと共に来室したり，クラスメートが迎えに来たりすると安心しますね。毎週金曜日，隔週月曜日にUmi開きしています。Umiは，みんなのUmiです。今沢中の在校生のみなさま。２学期，ゆとりのある昼休みに，お友達を誘いながらUmiの掲示物を見に，絵本を読みに，水書用紙などの学習具を試しにお越しくださいね。

　今沢中学校の昼の放送は，ひと工夫があり，聴きごたえがあります。

　「雷は，どうやって発生するのだろう。」という疑問をもとに，写真絵本「かみなり」を読みました。「入道雲」を窓から撮影し，画像とイメージの一致をさせていました。多読プログラム「みんなで１００さつ」へ記録をしました。１学期の記録：５２冊。

　本年度Umiは，北校舎２階西隅。女子更衣室隣です。

　小中連携だから実践可能な学習具の工夫として，水書用紙（すいしょようし）の活用があります。大きく書くことで，字形をとらえやすくなります。筆ペンのインクのかわりに水を入れたような筆で書くと，用紙に色が付きます。今の季節，すぐ乾くので，消す手間が省けます。小学校Umiでは，この学習具を使うことがあります。中学Umiでも有効でした。

　今沢小学校と今沢中学校の校長先生がUmiに来室し，生徒と交流しました。礼儀正しく話す活動を通して，活用できる言葉が増えてきました。

　在籍学級での授業を知る目的で短時間授業参観をさせていただきました。楽しいエピソードあり，追究したくなる発問あり，考える楽しみにあふれた授業が展開されていました。小学校６年生の社会科では，今月から歴史の勉強がスタートしています。中学校３年生の姿から，Umiの授業構成，小学校社会科，高等学校社会科へのつながりや母国の歴史観育成のためのヒント等を学ばせていただきました。

　画像と「やさしい日本語」と母語をつなげる活動により，複数言語下で生きる生徒の言葉の力がより確実になっていきます。

　海浜教室のふりかえりを母語で考え書き，次に日本語で書き，担任の先生に提出しました。クラスメートも廊下の掲示に気付き温かな言葉が交わされていました。

　言語資材を活用する友の姿に拍手を送っていました。友達の存在は大きいです。

　社会科や算数科の学習に関連付けた学習をしました。自分の言語資材を活用して考え，まとめました。

　初対面だったので互いに自己紹介をし，サッカー好きという共通点をみつけました。

　集中して学習に取り組み，やりきる体験を積んでいます。

　生徒一人一人の強みを生かしながら教科につながる学習をしています。母語支援者，日本語コーディネーター，校内職員等との関わりも言葉学習で大切にしています。

　Umi IMAZAWA「特別の教育課程」では，生徒一人一人の家庭で使用する言語を言語資材として最大限尊重し,複数言語で教科内容の理解を図ったり,生徒一人一人のアイデンティティーを大切にした教育を実施したりしています。

    授業中に来室される校長先生と話すことも大切な言葉学習です。

　また,放課後Umi に来室する先生方とアイデアを出し合いよりよい環境作りを心がけています。

　沼津市内に様々な国をルーツにもつ児童・生徒が大勢います。誰一人取り残すことのない教育をめざし，本年度より沼津市で初めて小中一貫で，Umi（国際室）が新設されました。本年度市内では，今沢中と今沢小，原東小に国際室が設置されています。

　Umi（国際室）では，文部科学省により「特別の教育課程」が可能となり，年間１０～280時間の取り出しによる日本語教育を実施しています。「ここは，日本なのだから日本語だけで」というスタンスではなく，生徒一人一人の家庭での言語や，母国等の学校で学んできた学習言語を最大限尊重し，母語支援者と協働・連携の上，複数言語で思考力育成をめざした教育を展開します。

　また，日本一高い富士山を仰ぎ，日本一深い駿河湾に面するここ沼津市で出会った校内の全ての生徒にとっての国際感覚に働きかけ，多文化共生の先進地域である今沢・原の地から沼津市の国際化を推進する教育を皆様とともに職員一同，一歩一歩進めていきたいと思います。北校舎２階西にUmiがあります。皆様の来室を楽しみにしております。