学校日記

ツバメの季節

公開日
2010/05/25
更新日
2010/05/24

校長のひとりごと

先日の夕方、屋根の下を素早い速さで飛んでいる鳥がいたので「あれっ、ツバメか?」と思いよく見てみると、確かにツバメでした。何羽かのツバメが忙しそうに飛び回り、我が子に運ぶ餌をとっていたに違いありません。「あー、もうそんな時季なのか」。忙しい日々を送っている私たち、いつしかツバメの飛来も気が付かずにいた自分を情けなく思い、生活や仕事にゆとりがなければ大切なことを見落とすことにつながるな思いました。
その時私は、忙しく飛び回っているツバメを見ながら、数年前のことを思い出していました。丁度今頃のことです。1本の電話が、地域のおばあさんから入りました。おばあさんは「我が家の軒先にツバメの巣があります。今、親ツバメが卵を産んで子育てをしていますが、そのツバメの巣を子供たち数人が棒や石で壊してしまいました。卵を投げて壊してしまいました。私は、毎年ツバメがやって来ることをとても楽しみにしています。悲しくて・・・もう、しないように子供たちに話してください。」というものでした。私は、大変申し訳なく思いその日のうちに指導しました。親ツバメのその時の気持ちや命の大切さを子供たちにしっかり理解できるように伝えました。
今もツバメを見るとその時のことが思い出されます。今年も命の大切さを伝えて行きたいです。