浸透ますのふたは、堅く重く、なかなか開きませんでした。
　横の側溝のふたをあげ、長くしたタモで、１羽１羽すくい上げることができました。
　１０羽すべてをすくい上げかごに入れました。
　親鳥を捕まえて、一緒に大きな川辺に放つことも試みましたが、親鳥は捕まえられません。そこで、今年度は使用禁止になったプールに雛を放ち、親鳥の迎えを待つことにしました。
　気持ちよさそうに泳ぐ雛を迎えに来たのは、お昼近くになってからでした。その後、１３時過ぎには、もう姿は見えませんでした。きっと、もっと安全でえさのあるところに親子で引っ越したのだと思います。
　地域の方の協力で、小さな命が救われました。ありがとうございました。