学校日記

☆卒業式 20☆

公開日
2021/03/19
更新日
2021/03/19

学校行事

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<校長式辞> ※一部抜粋
 はなむけとして、将棋の藤井聡太さんの話を送ります。
 14歳2か月という、最年少記録で四段に昇段し、プロデビューから公式戦無敗を続け、29連勝の新記録を作りました。
 将棋を始めたきっかけは、5歳のときに祖母が買い与えた将棋盤です。祖父に教わって将棋を始め、将棋教室にも通うようになりました。10歳、小学校4年生で、プロになるための機関、奨励会に入会し、人生の大きな選択をしたのです。将棋のプロは、みんな天才と呼ばれています。半年に2人、1年間に4人しかプロ棋士である四段になれません。
昨年、高校3年生の藤井聡太さんは将棋の8大タイトルのうち、「棋聖」と「王位」をたて続けに獲得して、史上最年少で「二冠」となるなど、将棋界のトップ棋士の一人となり、めざましい活躍を見せました。
 藤井二冠の強さの秘密は、どこにあるのでしょうか?
 圧倒的な“終盤の読み”です。これは、詰め将棋によって鍛えられました。プロも混じった詰め将棋選手権では、小学校6年生の初優勝以来5連覇しています。自分で考えること、そして、詰め将棋を解くことが、とにかく好きなのです。師匠の杉本昌隆八段は、「『地道に鍛えた終盤力』と『人工知能AIで鍛えた“新感覚”』が、絶妙なバランスで混ざり合った。土台がしっかりできている。」と、分析しています。「正確性」と「柔軟性」が、うまく共存しているそうです。 
 こんな藤井二冠でも、トップに近い人ばかりとの対局で、負けが込んだときがありました。珍しく、「思うような将棋がさせない」「自分の力が出せない」「手が見えない」と、師匠に弱音を吐いたそうです。しかし、この経験が「さらなる進化のきっかけ」になったのです。
 「悔しがる力」が進化の原動力になり、敗戦でさらに強くなっていきました。胸の中に持っている、負けず嫌いの熱いマグマが、放っておかなかったのです。藤井二冠は、一歩また上のステージに上がりました。
 異次元の強さは、「読みの量」「自分の頭で考えること」「AIを鵜呑みにしないこと」から生まれています。そして、一番は「将棋が大好きということ」です。
 藤井二冠は、プロ棋士になったときに、「誰よりも強くなればタイトルも取れると思うので最強の棋士になりたい。」という思いを込めて、色紙に「最強の棋士」と書きました。
そして、史上最年少の17歳11カ月で初タイトルを獲得したときには、色紙に「探究」と書きました。「将棋は本当に難しいゲームで、まだまだ分からないことばかり。これからも探究心を持って盤上に向かっていきたい」と決意を新たにしました。子供たちへのメッセージとして「好きなことに全力で取り組むことを大切にしてほしい」と呼び掛けました。
また、今年の抱負として、「将棋の実力には限界がないので、常に上を目指すのが究極も目標です」と語っています。
 私は、皆さんにも、藤井二冠のように、好きなことを見つけ、目標へ向け全力で取り組んでいくことを期待しています。
 皆さんは、小学校を卒業し新しい世界に踏み出します。大平小よりも広がりのある変化の激しい環境になります。それは、絶好のチャンスです。今まで以上に、お互いが競い合い、高め合うことができる場なのです。自分の可能性を信じ、目指すものをはっきり描き、積極的な気持ちで、立ち向かってください。
どうぞ、皆さん、夢の実現に向けて前進してください。

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