全国紙の日本教育新聞に、本校１年生で取り組んでいる小中一貫教育「未来とつながる」がとりあげられました。小中一貫教育は全国的にも広がってきています。今後も外部人材、資源の有効活用を進めると共に、コミュニティ・スクールとの連動を図りながら、多くの人の手で作り上げる学校教育を目指していきます。

　１年生は、先週から具体的な提案の検討に入っています。今日は、その３時間目でした。各クラスの様子を見ていると、グループ内でいろいろな意見や考えを交流させながら、提案を練り上げている様子が多く見られました。小学校から積み上げてきているグループワーク力、大したものです。様々な方にご協力いただき、実際にアンケートで得た結果も大切な材料となり学びに生かされています。ご協力いただいた多くの皆様、ありがとうございました。１年生、頑張っています。

　今回の授業は、まちづくりヒント特集３ということで、大岡のまちづくりにおいて精力的に活動されているキナリ舎のお二人をお招きし、ふるさと先生としてお話をしていただきました。いろいろな人と関わり合いながら交流が生まれていったこと、実践例、活動を通して届けたい思いなどを語っていただきました。
　やがて大人になっても、この大岡は一人一人の大切なふるさとです。このような方々と出会えた今回の経験は、また新しい自分の世界が広がる貴重な経験となったはずです。それは、これからのふるさとを大切に思える温かな気持ちへとつながっていきます。

　今回は、まちづくり特集２として、「Society5.0」の社会について考えました。「Society5.0」という言葉を初めて聞く生徒が多くいました。「Society5.0」とはいったい何か、私たちの生活にはどのような変化が起きるのか、内閣府の資料を見たり、いくつかの動画を視聴したりして考えました。また、私たちの何気ない発想が、未来の大きな可能性につながることも実感できた時間となりました。大岡のまちづくりのヒントになるものを発見できた生徒も多くいました。
　これから先のことはだれにとっても未知なものですが、私たち自身がクリエーターとして、だれもがいきいきと暮らせる未来を創っていけたらとても素敵ですね。そのクリエーターたちが、大岡中にはいます。

引き続き、１年生の学びの様子です。

　24日の総合学習の時間です。今回は、まちづくりヒント特集１ということで、「ユニバーサルデザイン」について学びました。小学校の時に耳にしたことがあるという生徒が多く見られましたが、詳細を知る生徒は多くなかったため、今回は「ユニバーサルデザイン」を改めて学ぶ機会、また、まちづくりにどのように活かせるのかを考える機会として設定しました。
　前半は、「バリアフリー」と「ユニバーサルデザイン」の違い、その必要性、生活の中にある身近な例についてなど、静岡県県民生活課の資料を活用しながら学習しました。後半は、各自調べ学習を行いました。　　

　１年生　未来とつながる「提案しよう、これからのふるさとを」の学習。今回は、これからの大岡を考えるために、実際にいろいろな方にアンケートをとるための準備をしました。前半は、アンケートの基本を学んだり、自分自身の実体験を振り返ったりしました。後半は、自分が調査対象とする人に何を聞いてどのような情報を得ることで、まちづくりの具体的な提案へ活かすことができるのか、考えを膨らめました。このあと、googleフォームで作成し、実際にアンケート調査を行います。　　

１年生は、今日のステップ１−５で、「だれもが住みやすいまち　大岡」を実現させていくために必要な事前準備を整理しました。グループで「市への長期的な提案として何を中心にするか」を考え決めたり、「どのような人の現状やニーズを調査するか」を分担して決めたりしました。自分の関心のある人から思いを聞いてみたい、相手の立場に立って考えることを大事にしたい、夏休みに○○をしてみたい、など、一人ひとりが未来に向かって着実に歩き出していることを感じました。２学期からは、ステップ２という次の段階に入ります。今後１年生たちが、大岡という地域をどう考え、どう歩みを進めていくのか、またお伝えしていきます。

今日から７月。１年生の探究・提案型学習「未来とつながる〜提案しよう、これからのふるさとを〜」もステップ１−４へ進み、本格的に大岡校区のまちづくり提案に向けた準備が始まりました。「だれにでも住みやすいまち　大岡」のために、地域社会とつながって自分たちができることで貢献していきます。「よし。自分たちがやるぞ！」という意識が、授業を重ねるたびに高まっています。頼もしい１年生です。