校長からのメッセージ
校長あいさつ
現代は、「VUCAの時代」と言われます。変化が激しく、あらゆるものを取り巻く環境が複雑性や曖昧性を増し、想定外のことが起こり、将来の予測が困難な時代であるということです。予測困難な変化の激しい時代の中にあっても、子供たちがたくましくしなやかに生きていくことができるようにするためには、主体的な問題解決力やレジリエンス(回復力)を発揮し、多様な他者と関わりながら生きていく必要があります。令和8年4月の統合を見据え、時代の流れや変化をしっかりと見極めながら、子供たちや保護者の皆様、地域の皆様の「ウェルビーイング(幸福)」のため、本年度も学校経営を進めていきたいと思います。
令和7年度の千本小は、複式学級ありの5学級、教員数も少ない中での学校運営となりますが、小規模校のよさを生かしつつ子供たちにとって何が一番大切か知恵を絞り、充実した学校生活を送ることができるよう職員一丸となって努力していきたいと思います。
沼津市の方針である「誇り高い沼津を創造する貴き志を持つ人づくり」「小中一貫教育の推進」「GIGAスクール構想(N-GIGA)の推進の実現」を目指して、地域の実態や特色、小規模校のよさを生かし、知徳体のバランスを考慮した教育活動を意図的・計画的・組織的に展開するとともに、国や県、市の動向を見ながら、子供たちや教職員、保護者、地域の皆さんの安全を第一に考えた教育活動を実施し、信頼される学校づくりを目指します。また、学習指導要領の趣旨を踏まえ、教科や領域、行事、キャリア教育、道徳教育、人権教育、プログラミング教育、Chromebook活用などをリンクさせ、カリキュラム・マネジメントを機能させた教育を推進していきます。
以上を踏まえ、第二中学校校区の小中一貫教育目標「ともに生きる 自立した人」と千本小の学校教育目標「ともに いいちえ いいあせ いいこころ」の実現に向けて、「自ら考え ともにチャレンジ!」を合い言葉に、よさや持ち味を発揮し合い、互いのチャレンジを認め、価値付け、補完し合える思いやりに満ちた学校、毎日行きたくなる通わせたくなる学校を目指し、チーム千本で児童の育成に当たります。
本年度も、どうぞよろしくお願いいたします。
【学校教育目標について】
★いいちえ【主体的に学習に取り組み、多様な考えを認め合える子】
学校教育の中心は授業です。子供一人一人のよさや可能性、持ち味や個性を生かした学ぶ価値が実感できるような授業づくり、子供が選択・決定・判断し自己調整する授業づくりを、個に応じた指導や合理的配慮、ユニバーサルデザインを十分に意識して行います。また、Chromebookの積極的な活用や幼保小中高との連携交流・合同授業等を引き続き推進し、多様な考えに触れる機会を充実させます。
★いいあせ【健康で安全な生活をし、自らを高めようとする子】
子供たちが基本的生活習慣を身に付け、自ら進んで体力の向上や健康管理・健康増進に取り組んでいくことを目指します。そのために、外遊びの推奨や運動習慣の確立、メディアコントロールデーの取組、体力アップコンテスト、食育の充実、自分の身は自分で守れるような意図的、計画的な防災教育を確実に実施していきます。
★いいこころ【協働し、自分のよさを表現し認め合える子】
授業や行事を通して、互いの人権を尊重しつつ様々な場面で思いやりをもって活動し、感動を味わい、協働できる人間関係づくりを進めるとともに、チャレンジを認め合い価値付け合う場づくり・自己肯定感やレジリエンスの向上を目指します。また、あいさつ運動の充実やボランティア活動、さらに、本校の伝統である縦割り活動はもちろん、幼保小中高との交流など、多様な関わり合いでの成長を大切にしていきます。
★小規模校の強みと地域の力を生かして
本校の強みは、地域の教育力の高さと全職員が児童一人一人を手厚く指導・支援することができるところです。小規模校の利点を最大限に生かし、全職員一丸となって、子供たちの自己肯定感の向上や主体性の向上に力を入れながら、一人一人に寄り添い、子供たちの心に届く教育を進めていきます。地域や保護者の皆様には、日頃より本校の教育に多大なる御協力をいただき、読み聞かせや登下校の見守り、行事等への支援など、子供たちを応援していただいています。今後も、地域や保護者の皆様には、これまでと変わらぬ御支援・御協力をお願いいたします。
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2025/04/01
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