本日から今週末にかけて希望教育相談が実施されます。

　保護者と教員が膝を交え、子どものよさや、学業、友人関係、思春期にまつわることなどなど様々な悩みや課題などを共有する貴重な時間です。以前も書きましたが、人の不安は「自分が知らないこと」と言われます。乳幼児の頃は、その全てを保護者が見取ることができ、幼稚園や保育園に入ると少しずつ親の知らない部分が出てきます。幼稚園や保育園ではその見えない部分を「連絡帳」などを介して補完してきたことと思います。

　さらに小学校に入ると親の知らない部分がとても多くなると思います。「見えない部分が多くなること」それが成長なのですが、親は自分から離れて見えなくなってしまった部分が不安になります。これは当然のことです。一方で、成長に合わせて、「信じている」という姿勢を子どもにも見せることも大事なことです。とはいえ、親だって人間です。子どもの成長に不安や悩みを抱えます。

　それを一人で抱えず、一緒に考えていきましょうというスタンスで教育相談が実施されます。どんなに些細なことでもお話しいただき、短い時間ですが、有意義な時間になりますことを願っています。