12/9 訓練で失敗して学ぶ(予告なし地震避難訓練)
- 公開日
- 2016/12/09
- 更新日
- 2016/12/09
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晴天の昼休み、子どもたちは運動場で楽しそうに遊んでいましたが、突然、
「訓練、訓練、地震が発生……」
という放送が校内に流れました。休み時間を奪ってしまいましたが、命を守る力をつけるための重要な訓練です。
教室内の子はいつもどおりでしたが、廊下、階段、トイレ、あちこちの通路、運動場にいた子たちは、初めかなり戸惑っていました。どうしていいのか困って立ちすくんでいる子、自分なりに考えて動いたものの不安をかくせない表情の子、周囲の動きを真似て動いた子など、対応は様々でした。でも、低学年の子でも、1次避難でまず身を守る行動をし、2次避難で3階に上がる動きもできていました。
実際に発生したら、もっともっと混乱したはずです。訓練でたくさん混乱を経験しながら、とっさのときの判断力を育てていく必要があります。
中校舎の東階段には先生が立っていて「この階段は通れません」と、イレギュラーな事態をつくりました。ちゃんと、別の階段へ回ることができました。
きれいで上手な訓練は不要です。訓練でうまくいかなかったところを振り返り、有事に備えることが大切です。訓練では、子どもも先生たち失敗していいんです。それぞれが問題点に気づいて、改善していこうという考え方で実施しました。全員の人数確認は、いつもの訓練の倍以上の時間がかかりました。次に生かすことが大事です。