11月の朝礼 11月2日
- 公開日
- 2021/11/02
- 更新日
- 2021/11/02
行事
今月の校長講話は、読書のすすめです。
詩人のくどうなおこさんは、作家の佐野洋子さんに、「100万回死んだねこ、いいね」と、タイトルを間違えて言ったそうです。すると、洋子さんは、即座に「い・き・た、だよ!」と言い返したそうです。
『100万回生きたねこ』が正式な絵本のタイトル。皆さんは読んだことがありますか。100万回の生き死にを繰り返しても泣かなかったねこが、初めて他者に惹かれて愛を知る、絵本の名作中の名作です。先ほどのくどうさんのように、福井県立図書館のレファレンスコーナーには、この絵本を探している人から、同様の言い間違えによる問い合わせがあるのだそうです。
言い間違えはほかにもたくさんあるとのこと。
「うんちデルマン」・・正式名は(うんこダスマン)
「先生が好きな等式」・・・正式名は(博士の愛した数式)
「衝撃の巨人」・・・正式名は(進撃の巨人)
「下町のロボット」・・・正式名は(下町ロケット)
「背中を蹴飛ばしたい」・・・正式名は(蹴りたい背中)
「人は見た目が7割」・・・正式目は(人は見た目が9割)
「とんでもなくクリスタル」・・・正式名は(限りなく透明に近いブルー)あるいは(なんとなく、クリスタル)
昔からあるハムスターみたいな本・・・正式名は(ハムレット)
ウサギのできそこないが二匹出てくる絵本・・・正式名は(ぐりとぐら)
マツコとかくりいむしちゅーの番組によく出てくるタレントが、小説を書いていて、しかも賞を取ったらしい・・・その人は いとうせいこう さんで、「想像ラジオ」という本です。
面白いですね。
もう一冊、手にしている本は、『100万分の1回のねこ』です。これは言い間違えなんかじゃありませんよ。200万部のベストセラー絵本『100万回生きたねこ』に捧げるトリビュート短編集です。谷川俊太郎さんとか川上弘美さんとか13人の方の書いた思い思いの猫にまつわる作品を集めています。ぜひ、手に取って読んでみてください。
読書の秋です。忙しい毎日ですが、すき間時間に読んでみてください。