学校日記

2学期終業式(2)12月24日

公開日
2021/12/24
更新日
2021/12/24

行事

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<校長式辞>

 九月一日の始業式は、体育館から生中継で教室に届けましたね。あれから七十九日。二学期の締めくくりの日を迎えました。新型コロナ感染症の影響で紆余曲折はありましたが、生徒の皆さんの御協力のお陰で、今を迎えることができました。ありがとうございました。
 今学期、授業の様子が大きく変わりました。文部科学省によるGIGAスクール構想によって、一人一台端末が本格的に導入され、毎日タブレットを自宅に持ち帰り、自由にAIドリルに取り組むことができるようになりました。授業では、以前は、教師用タブレットと大型ディスプレイとを接続して、教師画面を映し出すだけでした。今では、皆さん一人一人が課題意識に応じてインターネット検索をすることができます。それ以上に、グーグルのクラスルームにアップされたワークシートに学習記録を入力し、教師に提出するという、双方向的な学習が日常的になったのです。IT技術の進展とはいえ、数年前には想像もできなかった変革が、学校の授業に起こったことは、画期的なことでした。
 総合的な学習の時間における「探究総合」では、皆さん同士が学習を深め合うためのツールとして、タブレットが活躍していましたね。
「ハモネプ」コースでは、タブレットにイヤホンを付け、個人個人が担当パートの電子音源を聴いて練習を進めていきました。それを実際に合わせた音をタブレットに録画して視聴し、意見交換しながら、よりよいハーモニーを追究していきました。
「ご当地ソング」コースでは、N—GIGAリンク集にアップされているアプリケーションを活用して作曲に取り組み、作曲途中の出来映えを聴き合いました。今後は、代表に決まった仲間の曲に歌詞をのせていくそうです。歌の出来上がりが楽しみですね。
「今の目撃者は君だ」コースでは、ドキュメンタリータッチの映像をぐるーぷ単位で撮影していました。演出もスタッフも出演者もすべて自分たち。廊下やグラウンドで、何度も話し合い、何度も撮り直し、笑い合っている光景がまぶしく映りました。
 道徳の授業でも、タブレットが活用されました。これまでは、挙手した仲間の意見が黒板に書かれ、振り返りカードに自分の考えが記入され、授業終了後に初めてみんなの考えを知ることができるという感じでした。教材に登場する主人公のとった言動をどう考えるか、あなたはどんな助言をするだろうかと、ジャムボードに気軽に意見を入力し、班員一人一人の価値観を眺め、意見交換する場面が多くありました。道徳の授業は、多様な価値観の交流を通して自分の価値観を見直すことのできるよい機会だと思います。問いに対する正論をいくら語ったとしても、現実社会の中で実行できなければ何もなりません。○か×かで解決できる問題は少なく、日々の生活で直面する課題に対して、わたしたちは葛藤しながら、自分の生き方を選択していっているのです。そのためにも、きれいごとではなく、本音で語り合える道徳の授業になるといいなあと思います。
 先日、一年生は、「未来をひらく」という進路の手引きを初めて開きました。二年生は、中学校における学習の総まとめに役立てるべく、学習書に取り組み始めました。三年生は、二者面談や三者面談を経て、進路希望先を決定したところです。
わたしたちは、社会の中で自分の役割を果たしながら、つまり、「働くこと」を通して、「自分らしい生き方」を実現していきます。その連なりや積み重ねのプロセスを「キャリア発達」といいます。日々の授業や特別活動で培った知識や経験、価値観を、周囲との関係性の中で発揮していく。今こそ、これまでの自分を振り返り、自分の生き方を見通すチャンスです。ぜひ、冬休みの生活を通して、自分の生き方について深く考えてみてください。
 今年は、丑年らしく、じっくりと毎日を踏みしめてきました。来年は寅年です。「寅」という文字には、「まっすぐに伸ばす、引っ張る」という意味があるそうです。まさに、飛躍の年ですね。素晴らしい年にしていきましょう。  

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