学校日記

11月の朝礼 11月1日

公開日
2022/11/01
更新日
2022/11/01

行事

校長から生徒に伝えた内容は、次のとおりです。
(表彰に時間をとったため、紙媒体で配布しました。)

 冬服になった皆さんを見ていると、秋の深まりを感じます。校長室入り口に小さな秋を展示しておきましたので、見に来てくださいね。
 東階段を3階にあがったところに、「いじめ撲滅スローガン」が掲げられています。
「求めてる 闘う勇気と助ける心」
そろそろ、今の皆さんに合うスローガンに変えてみたらいいのではないかと思っています。
 先日、いじめに関するアンケート調査をしました。その結果、自分でいじめられていると自覚している、または、クラスメイトがいじめられている様子を知っている人たちがいました。
 人はなぜ人をいじめるのでしょう。手話通訳者の丸山浩路(まるやま こうじ)さんは、次のように言っています。
「それはひと言で言ってしまうと、自分に自信がないからです。自分に自信がないから、心に余裕がない。人を思いやる気持ちを持てない。やさしくなれないのです。子どもの世界のいじめも、大人の世界のいじめも根は同じ。自分がこの世の中で、ただ一人のかけがえのない存在だという自信がないから、他人の存在も認められないのです。人と違ったことをする人間、人と違って見える人間を受け入れることができないのです。」
 さて、ここで問題です。
「鳴かぬなら、○○○○ホトトギス」
 織田信長は「鳴かぬなら殺してしまえ、ホトトギス」、豊臣秀吉は「鳴かぬなら鳴かせてみせようホトトギス」、徳川家康は「鳴かぬなら鳴くまで待とうホトトギス」だとよく言われます。このうち、いじめにあたるのはどれでしょう。
 正解は、3つともいじめです。鳴けないホトトギス、鳴きたくないホトトギスにとって、いつまでも待たれることは恐ろしい。結局、3つともホトトギスに鳴くことを強要しているのです。
 では、空欄にどんな言葉が入れば、いじめにならないでしょうか。
 丸山さんは、「鳴かぬならそれもまたよしホトトギス」だとおっしゃいます。「それもまたよし」には、出会いを受けとめる広い心、異なった存在を受け入れる優しさがこもっていますね。
 いかがですか。今月は「教育相談月間です」。

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