学校日記

学校給食について知ろう 1月27日

公開日
2023/01/27
更新日
2023/01/27

今日の給食

 今週は、全国学校給食週間でした。そこで、学校給食についての歴史を辿ります。
 日本で最初に給食が出されたのは、今から134年前の明治22(1989)年です。山形県の私立忠愛小学校で、弁当を持ってこられない子どもたちのために、お昼ご飯を出したのが始まりといわれています。その時の献立は、おにぎり、塩鮭、菜の漬物でした。
 山形県で初めて給食が始まると、給食は子どもの栄養改善のための方法として国から奨励され、全国に広がっていきました。しかし、戦争が始まると給食は中断されてしまいました。
 食べ物が不足し、第二次世界大戦で中止されていた給食は、戦争が終わった昭和21年に、米国から寄贈された小麦粉、脱脂粉乳等を使って試験的に再開されました。この給食物資の贈呈式が行われた12月24日を「学校給食感謝の日」としましたが、冬休みと重なることから、後に1月24日から30日までを学校給食週間とするようになったのだそうです。
 昭和29年に学校給食法が制定され、学校給食は教育活動として実施されるようになります。給食の内容も、パン中心から米食中心に変わり、おかず等も充実していきました。
 昭和30年代後半には、脱脂粉乳のミルクが牛乳へと切り替わり、コッペパン以外のパンやソフト麺など、主食の種類が増えていきました。
 米飯が正式に導入されたのは、昭和51年のことです。
(『日本の学校給食と食育』リーフレットや文科省HP等を参照)