一年間を振り返って　1年生代表　岩本彩良

　私にとって中学校へ入学したこの一年間は、小学校6年間の思い出が薄れるほどに充実した一年間でした。前記は学級委員として、後期は生徒会役員として、初めての中学校生活を多くの関わりを通して楽しむことができました。
　私たち一年生にとって初めての鷹根祭をとても楽しみにしていました。学年全体・鷹根祭全体がより盛り上がるように、昼休みの時間だけでなく、夏休みや休日にMeetやストリームを活用し何度も話し合いを重ね、ルールを練り上げていきました。学年の一体感と感染症拡大防止の間で葛藤しながらの企画づくりにとても苦労しましたが、みんなで知恵を出し合いながら納得のいくところまで持っていくことができました。鷹音祭終了後には、やり遂げたぞという達成感だけでなく、もうこれで終わりなのかという喪失感さえ感じるほどに、これまで頑張ってきてよかったと感じることができました。
　後期に入り、私は生徒会役員として活動をはじめました。学年の仲間と学校生活に携わってきた前期とは異なり、先輩方と一緒に活動できる日々はとても新鮮で、中学校での学校生活をより深く理解することができました。活動に当たってはたくさんの時間を費やす必要がありましたが、その分多くのことを吸収することができました。
　全校のみなさんが痛感しているように、今年度も新型コロナウイルスの影響は避けられず、学校行事だけでなく日常生活にも制限や変更を強いられました。鷹根祭で所属する吹奏楽部の演奏が中止となるなど、どうしてこんなにも我慢をしなければ行けないのだろうと、怒りを抱くこともありました。しかし、それでも努力や工夫を重ねた日々を通じて、どんな状況でも、自分なりに心に落とし込み自分が楽しめるように方法を見つけていけばよいのではないかと考えるようになりました。
　来年度の前期には、再度生徒会本部役員を務めます。今年度の経験を活かしながら、新入生の手本となれるよう、愛鷹中学校がより生活しやすい学校となるよう、努力していきたいです。