何のために学校へ行くのか？

何のために仕事をするのか？

何のために自分の人生を生きるのか？


若い頃の僕は「何のために」なんて、

まったく考えていませんでした。


東京での修行時代、

師匠から「何のためにやるか考えろ！」

と毎日言われ続けました。


地元に帰って独立してからも

毎日のように考え、

すぐに答えが出ませんでしたが、

“　頼まれごとは試されごと　”　と、

日々、

目の前のお客様を喜ばせ続けていたある日、

僕はふと自分の

「何のために」に気づくことができました。


そしてそのとき、

それまでバラバラだった自分の過去が

バシッ！とひとつにつながったのです。


今まであのときの感覚は覚えていますが、

思い返すと、

あのとき僕は大きな自信をもち、

将来への漠然とした不安が

吹き飛んだのだと思います。


自分の「何のために」とは、

今、目の前にいる人を喜ばせ続けたとき、

ふと気がつくものなのかもしれません。



「ありがとう」と

「おかげさま」で世界を満たす。

それが僕という日本人の「何のために」です。


BY　「何のために」　中村文昭













誰かを喜ばせることで、

喜びごとが

喜びを生んでいく世の中になったら、

すごいことだと僕は思います。

BY　中村文昭