第二学期 始業式
- 公開日
- 2012/08/29
- 更新日
- 2012/08/29
校長からのメッセージ
本日(8月29日)、第2学期の始業式が行われました。以下、校長の話の概要です。
35日間の夏休み、皆さんどうだったでしょうか。1学期終業式で話した自分の「使命」を考える時間は取れたでしょうか?これからも、自分の使命を探していきましょう。
さて、本日から授業日80日間の2学期が始まります。この2学期も皆さんが力を合わせて充実した日々になることを強く願っています。今日は昨年もこの2学期始業式で話したことを繰り返したいと思います。この話は、1年に1回は必ず話したいと思っています。2,3年生は2回目ですが、もう一回聴いて、この場で再確認してください。
この絵を見てください。昨年この話をするために作ったものを、美術部の生徒の皆さんがこのようにきれいな飾り物として作成し直してくれました。背景は、夕暮れ時の海岸、そこに響く波の音、そう本校の大切な言葉「潮騒」の風景ですね。
その背景の上に赤・青・黄の力という字がありますが、これらは1年生の力、2年生の力、3年生の力というように私は考えています。これが、あちこち違う方向を向いていますと、力がまとまらなくなり、大きな力にはなりませんね。
そこで、その力の方向を示す人が必要になります。この絵の赤・青・黄の力の左側にある縦棒です。これは、望月生徒会長を中心にした生徒会役員がその役を担います。リーダーにはバランス感覚が必要です。リーダーが間違った方向を示し、全体をリードすると修正することができずにとんでもないことになります。このバランスを取るために綱渡りと同じように横棒が必要になります。縦棒に横棒が合わさって、このような十という形になります。このようにして、力の方向を示し、バラバラになりやすい方向性を調整して力を合わせるようになると、大きな力となって結集します。私の勝手な解釈ですが、それを示すとこのような「協力」という字になると思います。 これは、1年生、2年生、3年生の話だけでなく、学級でも同じこと、部活でも同じこと、小さな班でも同じことです。協力するには、ただ力を合わせようと思ってもダメです。方向を示すものが必要です。それは、目標であり、目標をしっかり説明できるリーダーでしょう。厳しいことを言いますが、リーダーは、言っていることとやっていることが違えば、信頼を失います。言ったことに責任をもって取り組みましょう。
2学期も、1+1が2になるのではなく、3にも4にもなるような協力することの素晴らしさや感動をぜひみんなで味わえるよう力を合わせて過ごしましょう。まずは、9月29日(土)、30日(日)に開催される潮騒祭がその場となります。「限界突破〜咲きほこれ原中の花〜」というスローガンの元、「Never give up」をテーマに、今までで最高の潮騒祭を開催できるよう「協力」していきましょう。そのような潮騒祭を行うことができれば、もっともっと素晴らしい学校になると思います。私は、そんな皆さんの姿をとても楽しみにしています。
最後に黙想してみてください。
黙想の想は、イメージするということです。先ほどの美術部の絵、潮騒の風景をイメージしてみてください。この夏に行った浜辺の風景でもよいです。
目を閉じて、じっと耳を澄ましてみると…
一粒一粒の小さな小さな水の粒子が
とてつもなくたくさん集まって、
ぶつかり合って波となり、浜辺にたどり着き、
美しい音となって心に響いてきます。
これが潮騒の音。
その音は、心を落ち着かせ、
本来の心を呼び起こし、
美しい心を取り戻すことができます。
そのような潮騒の音をじっと聞きたいものです…。
目を開けてください。
潮騒祭で皆さんの力が合わさったダイナミックな潮騒の音、エネルギッシュな潮騒の音、そして美しい潮騒の音を期待しています。
以上で、二学期スタートの話を終わりにします。