学校日記

3月4日朝礼

公開日
2013/03/04
更新日
2013/03/04

校長からのメッセージ

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本日(3月4日)本年度最後の朝礼を行いました。以下要約です。

 まず、先月の放送による朝礼の続きとなります。前回の朝礼では、「幸福の種」という作文を読みました。皆さんの感想を読みましたが、皆さんの周りにもたくさんの「幸福の種」があることが分かりました。前回話しませんでしたが、もう一つ皆さんの身近にたくさんあるものがあります。それは、「不幸の種」です。幸せの反対の種ですね。例えば、「人の悪口を言う」これは「不幸の種」ですね。悪口は回り回って自分に返ってきます。このように、皆さんの周りには、たくさんの「幸せの種」がありますが、「不幸の種」も同じようにたくさんあるのです。ぜひ、皆さんが「不幸の種」を拾わずに、「幸福の種」をたくさんつかんでほしいと思っています。
 さて、本日用意した話は、そのプリントに書いてある「志学」です。今から2500年ほど前の偉人、孔子の「論語」の中に「吾十有五にして、学を志す」の「学を志す」から「志学」という言葉ができています。私が15歳ぐらいの時に、学に志したよという話です。これには続きがあって、30にして立つ、40にして惑わず、50にして天命を知る、60にして耳順う、70にして心の欲する所に順って、矩を踰えずとつながります。このような人生の各年代を思い出す中で、孔子が強く思ったこと、感じたことが述べられています。
 十有五と言いますと、皆さんぐらいの年代に、孔子は学に志したというわけです。この学は、国語とか社会とか数学とかの教科の学習だけを指すわけではなく、もっと広く、人としていかに生きるべきかという広い意味での学です。皆さんも、学に志すレベルまでとはいいませんが、毎日毎日の学習、一時間一時間の学習を大切にして過ごしてほしいと思います。
 プリントの裏を見てください。明治時代の有名な福沢諭吉が「学問のすゝめ」で、「天は人の上に人を造らず、人の下に人を造らず」という言葉を遺しています。有名な言葉ですから、皆さんも知っているのではないでしょうか。人間皆平等ということを言っているのですね。
 ところが、この後に「されど…」と続きがあることを私は最近知りました。まったくいくつになっても学ばなければいけませんね。要約のところを読みます。人は皆平等であると言われるが、世間を見渡すと人にはさまざまな差がある。この差が生まれる大きな理由は、学ぶか、学ばないかの違いにある。人間は平等だけれども、学ぶか学ばないかと違いによって差ができるということを言っているのですね。
 これから皆さん一人一人が学びを大切にして過ごしてほしいと考えています。この後の1時間目からの授業、ぜひ大切にしてください。授業があとわずかな3年生もまだまだ人生学ばなければいけないことがたくさんあります。ぜひ、皆さんがこれからの学びを大切にして過ごしてほしいと思います。以上で今年度最後の朝礼の話とします。