学校日記

修了式

公開日
2013/03/19
更新日
2013/03/19

校長からのメッセージ

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以下、話の要約です。

 昨日の卒業式、参加した人、参加しなかった人の違いはありますが、準備から片付けまで御苦労様でした。1,2年生のおかげで素晴らしい卒業式を行うことができました。皆さんも、1年後、2年後となりますが、感動ある卒業式ができるよう、これからの一日一日の積み重ねを大切にし、みんなで協力して過ごしていきましょう。
 さて、本日で平成24年度を終了し、短い春休みを終えて、皆さんがそれぞれ進級して、新しく平成25年度をスタートします。進級は、大きな成長をするチャンスです。ぜひ、平成24年度から25年度に変わるこの時期を心新たにして過ごしてください。
 プリントをこの場で分けてお話ししたいと思います。
表側には、「心が変われば 人生が変わる」と書いてあります。少し大げさな言い方なのかもしれませんが、その左側に書いてある言葉を見てください。
・心が変われば、態度が変わる。
・態度が変われば、行動が変わる。
・行動が変われば、習慣が変わる。
・習慣が変われば、人格が変わる。
・人格が変われば、運命が変わる。
・運命が変われば、人生が変わる。
これは、ヒンズー教の教えということです。幸せになるためのヒントとして、捉えればよいでしょう。少し難しいので、例を挙げてみます。

ある怠け者と言われているA君がいました。いつもだらしない生活をしていました。しかし、こんな自分を何とか変えたいという気持ちになりました。そこで、いつもぎりぎり登校、遅刻するような時もあったのですが、とにかく毎日、朝7時半までに登校しようと決めました。朝早く起きるために、今まで夜更かししていた生活が決まった時間に寝るようになり、夜の生活が改まっていきました。また、7時半までに登校し始めると、今まで知らなかったことがわかりました。いつも早く来て教室の窓を開けてくれている友人がいること、机が乱れていれば直している友人がいること、先生が早く来ている生徒に大きな挨拶をして、教室の見回りに来ることなどです。A君も何か早く来て何かをやろうと思いました。そして、黒板をきれいに拭く、チョークをしっかり並べるなど、黒板周辺の整頓を行うようにしました。それから、黒板への意識が高まりました。自分が毎朝きれいにしている黒板のことが気になり始めました。そのうちに授業中、黒板に集中することが多くなりました。そして、次第に授業に対する集中力も高まっていきました。結果、授業の内容がよく分かるようになって、授業が楽しくなってきました。そして、友人から質問されることも多くなってきました。結果、成績もぐっと上がっていきました。いつの間にか、なまけもののA君ではなく、努力家のA君と呼ばれるようになっていきました。

 これは、先ほどの言葉を皆さんに理解しやすくするために、私が作った文です。作文ですが、起こりうると思っています。ぜひ、この春休みに小さなことでもよいので、平成25年度行うことを決めてください。
 今、決めたことも明日になると忘れてしまうことがよくあります。心は、毎日ころころ変わりやすいから「こころ」というと説明する人もいます。だから、毎日心を確かめて過ごさなければいけません。
 プリントの裏面を見てください。読んでみます。
 心のそうじはだれか他の人に
 やってもらうわけにはいきません。
 自分でやらなければならないのです。

 さあ、楽しく人生を歩んでいくために、
 心に新鮮な空気を入れ、
 散らかった物を心の収納棚に片づけ、
 知らない間に積もった心のチリを払い、
 汚れを拭き取り、
 そして、心をきれいに飾って、
 誰が来ても
 優しく迎え入れることができる
 心の部屋にしましょう。     名取芳彦

春休みには、心のそうじをして、何か一つでも自分をよい方向に変えていく幸せの種を持ってきてください。進級した皆さんの姿を期待しています。
 以上で、修了式の話を終わります。