始業式
- 公開日
- 2013/04/05
- 更新日
- 2013/04/05
校長からのメッセージ
本日(4月5日)、午前中始業式が行われました。
以下、始業式で話した内容の要約です。
3月19日の行った修了式では、「心が変われば人生が変わる」という話をしました。小さなことでもやり続ければ、大きな変化につながっていくという話でした。そのような成長を遂げる人がたくさん出る25年度にしたいと強く願っています。
さて、いよいよ平成25年度が始まります。皆さんにとって、平成は何の違和感もない当たり前の年号でしょうが、昭和から平成へと年号が変わった時を知っている人間としましては、平成の世も4分の1世紀になったんだなという思いになります。そういう意味で、25年度は何か区切りの年度になるのではないかという意識を私は強く持っています。
さて、今年度最初の話は、昨年度末に予告しました平成25年度のキーワード「関わり」についてです。学校は、一人で過ごすところではありません。たくさんの友人とともに、みんなで関わり合って成長するから学校に来る意味があるのです。みんなで勉強する、みんなで活動する、みんなで一緒になって過ごし、泣き笑いするから、人としての成長があるのです。今年度いかに、皆さんがよい関わりを持ち、この原中を形作っていくかということが大きな課題となります。
プリントの最初に「人」という字が、印刷されています。よく使う漢字ですが、この漢字について、昔の学園ドラマで次のような説明をしているシーンがありました。
「君たち、いいですか。人という字はねぇ、ひとと、ひと とが支えあっているから人なんですよ。」と熱く語ります。
人という字は、一方が他方に支えられて立っている姿を示しているというこの説明は、漢字と成り立ちとしては間違いであるということですが、思わず「なるほど!」と納得してしまう説明ですね。間違いだとしても、この説明は人間の本質を突いている説明だと思います。本年度、皆さんがよい関わりを通して大きく成長することを大いに期待しています。
最後に、詩をひとつ紹介します。
「ただいるだけで」
あなたがそこに
ただいるだけで
その場の空気が
あかるくなる
あなたがそこに
ただいるだけで
みんなのこころが
やすらぐ
そんなあなたに
わたしもなりたい
相田みつお
皆さん一人一人が、これから始まる25年度、「関わり」というキーワードを頭に置いて、みんなでスタートしたいと思います。よい関わりができる学級、学年、学校を目指して、努力していきましょう。
皆さんがこの言葉に応えて、原中の歴史に輝く平成25年度を作ってくれることを大いに期待して、話を終わりにします。