学校日記

9月17日朝礼

公開日
2013/09/17
更新日
2013/09/17

校長からのメッセージ

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 台風一過の素晴らしい朝、朝礼を行いました。
表彰がたくさんあり、下のプリントをさらっと話すしかできませんでした。
そこで、以下にはその他話したかったことを含めて掲載します。

 先ほど、昨年本校に訪問し、講演を行っていただいた荒川祐二さんからの本が届きました。題名は「『あの時やっておけばよかった』と、いつまでお前は言うんだ?」です。図書室に置こうかと思っていますので、見てください。
 さて、最近の話題として、2020年オリンピックが東京で開催されることが決まりましたね。前回の東京オリンピックが開かれたのは、1964年の10月でした。私は小学校2年生だったような記憶があります。すべてを記憶している訳ではありませんが、担任の先生が授業中にテレビを見せてくれ、とても嬉しかった思い出があります。女子バレーが、当時のソ連を破って優勝したこともおぼろげながら覚えています。国民が一緒になって沸き立っていたようにも思います。
 7年後の東京オリンピックは皆さんが20歳前後ですね。この中からオリンピックに出場する人が出る可能性もあるわけですね。そんなことが起こったら、みんなで大声援を送りましょう。
 今回の東京オリンピックが決まったのは、日本時間9月8日(日)の早朝でしたね。私は生画面を見ませんでしたが、その後のニュースで決まった瞬間の喜び場面を見ました。そして、時間は前後しますが、その前に行われたいくつかのプレゼンテーションを見ました。誰のプレゼンテーションが東京の決定に一番貢献したかという問いもされているようですが、プレゼンテーションに詳しい方の次のコメントに惹かれました。
「一人ひとりのプレゼン能力というよりも、チームプレーがもたらした成功だったと思います。適材適所でその人に合う内容を、その人に合うスタイルで喋っていました。」
私も同感です。みんなが、一つの目的をもって力を合わせ、一人では到達できないレベルに達したから、東京に決まったと思います。
 そこで、今日の話です。この潮騒祭で、皆さんにもそのような協力の素晴らしさを感じてほしいと私は強く願っています。プリントを見てください。始業式で「協力」の話を放送でした後、こんな言葉に出会いました。読んでみます。
「努力はたし算。協力はかけ算。」
「あなたが積み重ねた努力は確かに少しずつのプラスとなって加算されていきます。
 しかし、みんなで協力するとその結果は、たし算よりも爆発的に成果があがるかけ算となって現れてきます。みんなが協力するとスゴイことが起こりますよ!」
 木下晴弘という方の言葉です。私が始業式で皆さんに伝えたかったことを見事に表現していると思いました。
 プリントの裏を見てください。
「心と心のハーモニー」という文です。本当は原文をじっくり読んだ方がいいのですが、その時間がありませんので、あらすじを話します。
指揮者の美咲、歌が苦手な和也、伴奏の由佳の3人の言葉を見てください。
「だめだめ、全然合ってない!」という美咲
 「ちゃんと歌ってるじゃないか」と文句を言う和也
 「美咲、言い過ぎじゃない?」と仲裁に入る由佳
よくある光景ですね。皆さんの中にも、似たようなことがありませんか。
 そんな場面からしばらくして、伴奏者の由佳の体に異変が起き、手術することになりました。さてどうするか。話し合って、指揮者の美咲が伴奏に、歌の苦手な和也が指揮者へと変更されました。
「そこで、指示出すんでしょ!」といきり立つ美咲
 「お前だって、間違ってばかりだろ!」という言い合い になってしまいました。
 うまくいかないことにいらだっていた美咲は、手術が終わって入院している由佳のお見舞いに行き、由佳の「私がみんなのためにできること」をしている姿を知り、その言葉を自分自身に投げかけました。そして、学級に帰って、
「クラスのため、そして病と闘う由佳のため、一人一人がやれることは何か考えよう。」とクラスメイトに投げかけました。
 さて、その後のことが知りたい人が多いかもしれませんが、時間の都合でここで止めます。本日発行されると思いますが、「潮騒」第7号に原文が載っていますので、そちらをゆっくり読んでください。
 皆さんも、協力の素晴らしさを味わい、感動ある潮騒祭になることを願っています。
荒川祐二さんの本「『あの時やっておけばよかった』と、いつまでお前は言うんだ?」の題名どおり、今しかできないことを大切にしましょう。特に3年生は、最後の潮騒祭です。後になって、あの時やっておけばと思っても遅いのです。今しかできないことを大事にしてやっていきましょう。 以上で今日の話を終えます。