朝礼
- 公開日
- 2014/03/03
- 更新日
- 2014/03/03
校長からのメッセージ
本日、朝礼を行いました。
以下、要約です。
今年度、最後の朝礼となりました。今年度は、「関わり」という言葉をキーワードにして、進めてきました。
年度初めに「人と人との関わりで大切だと思うことは何ですか?」という問いかけから始まりました。皆さんの答えには、「挨拶」「礼儀」「思いやり」「優しさ」「信頼」「感謝」などの多くの言葉がありました。
私からは、この朝礼などで、昔から大切な徳として伝わってきている「仁」「義」「礼」「智」という言葉をもとにして、「関わり」について、ここまで話してきました。今日は、その最終回として「信」です。
「仁」「義」「礼」「智」「信」、この五つは、人間が生きていく上で大切なものとして、昔から伝わってきている言葉です。
その最後の言葉「信」について、本日は話します。「信」という字は、人偏に言うという字でできています。人が言う、つまり私が今ここで話している姿を示しています。どれだけ、皆さんの心に届いているかわかりませんが、私は、いつも皆さんに生きていく上で大切だと思われることを取り上げて伝えたいという思いで話しています。しかし、時にその話を自分自身に向けて、問いかけることがあります。「お前はできているのか?」という問いかけです。例えば、「仁」人が二人になった時に生ずる大切な心「仁」思いやり・優しさですが、時にその反対の気持ちになってしまい、憎しみ、冷たい気持ちになってしまうことがあるのです。そんな時、私は、「言っていること」と「やっていること」が違う自分を感じ、反省します。
みなさんが、私の行動を見てそのようなずれを感ずるならば、皆さんからの信頼感は薄れていくことでしょう。
また、先日、片岡先生が代わりに読んでくれた謝罪文がありました。その文も「言っていること」であると考えられます。今後、その言葉に反しないように行動していくことがその人の努力の正しい道だと思います。
そのように、「信」を得るために、「言っていること」と「やっていること」を近づける努力を行っていくことが人として歩むべき正しい道です。
皆さんが、そのような正しい道を努力して辿っていってほしいと思います。
それとともに、「仁」「義」「礼」「智」「信」の五つをセットにして、今の自分を見つめ直してください。以上で今年度最後の朝礼の話とします。