第1学期始業式
- 公開日
- 2014/04/07
- 更新日
- 2014/04/07
校長からのメッセージ
本日(4月7日(月))、平成26年度第1学期がスタートしました。初めに行われた始業式において、以下のような話をしました。
ただ今、新しくお見えになった11人の先生方を紹介しましたが、私も同じように、新しい気持ちで今年度をスタートしたいと思っています。
今日は最初ですので、1年間に関わる話をしたいと思っています。特に、今年度の変えたキーワードについてお話ししたいと思っています。
最初は、変わらないことから話をしたいと思っています。学校教育目標「思いやりの心を持ち 自分のよさを発揮できる生徒」は継続します。これを、昨年度まで言い換えて説明してきました。まずは、「優情」、優しいという字に情けです。これは友という字の「友情」という言葉にかけて表現しています。卒業生の水野さやかさんの言葉でした。次に「自芯」、よく使われる自信、自分を信じる自信と鉛筆の芯、くさかんむりに心という字を使った「自芯」、「自信」と「自芯」をかけて表現しています。つまり、この学校教育目標を「優情と自芯」という言葉で言い換えています。もっと、皆さんに分かりやすく説明すれば、「優しくて芯のある人間」になってほしいということです。皆さん一人一人が、そのような人間を目指して、今年度も頑張ってくれることを願っています。
次に、今年度のキーワードです。キーワードは、毎年変えていきたいと思っています。一昨年は、「自ら」、昨年は「関わり」でした。今年度のキーワードは、「あ・た・ま」としました。「あ・た・ま」の意味がよく分からないかと思います。プリントを配布してください。このキーワードは、元IBMの社長であった北城恪太郎氏が、社員に向けて言い続けた言葉だそうです。私は、それを手本にして、皆さんにこの1年間呼びかけ続けたいと思っています。
プリントは、行き渡りましたか?この「あ・た・ま」の意味は、そこに書いてある通り、「あかるく、たのしく、まえむきに」という言葉の頭文字をとって、「あ・た・ま」と名付けています。北城元社長は、そのような会社組織ができたら、社会に貢献できる製品がどんどん作られるのではないかという思いで、呼びかけ続けたそうです。今は、会社から引退していらっしゃいますが、この言葉について次のような話をしていますので、ここで紹介します。
私が良いときでも悪いときでも、仕事で常に意識し、実行してきた3つの言葉を皆さんに贈りたいと思います。それは「明るく」「楽しく」「前向きに」です。個人も組織も、仕事をする人の表情が明るいと、自然と努力をします。そうするとアイデアがどんどん出て、大きな成果に結びついていくのです。ぜひ心掛けてください。
学校は、会社とは異なりますが、この言葉のような学校になっていきますと一人ではなく、みんなで大きく成長することができると思います。ぜひ、本校が「明るく 楽しく 前向き」な学校になるよう、一人一人がこの言葉を意識して生活していきましょう。
また、意識するだけでなく、この言葉を行動につなげてほしいと思っています。そのような意味から、月に1回、この言葉を強く意識し、行動する日を設けたいと思っています。毎月15日をその日にし、仮の名前ですが、「あ・た・ま」のローマ字読み「ATM」、「ATM行動日」として、生徒会ともタイアップしながら、行動につなげる日として、設定していきたいと思っています。
皆さん一人一人が、これから始まる26年度、「あかるくたのしく、まえむきに」というキーワードを頭に置いてみんなでスタートしたいと思います。皆さんがこの言葉に応えて、よい1年間を作ってくれるとを大いに期待して、話を終わりにします。