6月朝礼
- 公開日
- 2014/06/03
- 更新日
- 2014/06/03
校長からのメッセージ
以下、本日(6月3日(火))の朝礼の要約です。
今、自己紹介した教育実習生4人は、今の話にもありましたが、全員本校の卒業生です。昨日、4人と話をする機会があり、私から「その当時から、『黙想』というものがありましたか?」と尋ねると「ありました」という答えでした。ですから、「黙想」が始まったのは、もっと前のこととなります。いずれにしても、この「黙想」は他の学校にない素晴らしい伝統だと思いますので、私たちもきちんとこの「黙想」を行い、後輩たちに引き継いでいきましょう。プリントを配布して下さい。
さて、5月末には、各学年の大きな行事が実施されました。1年生は遠足、少し様子を見に行きました。2年生は高原教室、こちらは見に行けませんでした。3年生は修学旅行、3日間ともにしました。どの学年も学年委員会を中心にして、みんなで力を合わせて実施することができたのではないでしょうか。この学年としてのまとまり感を、今後は生徒会を中心にして、学校全体のまとまり感へと広げていってほしいと強く願っています。
今日の話は、本校でとても大切にしている「挨拶」です。これまでも、この「挨拶」については、話してきました。生徒玄関の上の方に「一挨一拶」という言葉が掲げられています。この言葉は、一昨年話しましたので、1,2年生は知らないでしょう。3年生だけ知っている言葉です。ここで少し復習しましょう。「挨拶」の「挨」も「拶」も、押すとか近づくとかの意味があるそうです。つまり一方が近づいたら、もう一方もタイミングよく近づくという意味があります。一方が「挨拶」したら、タイミングよく「挨拶」を返すという意味で、「一挨一拶」という言葉があそこに掲げられています。
また、「挨拶」は今年度のキーワードである「あ・た・ま」「ATM」にも大きな関係があります。
プリントを見てください。ATM行動と書いてあります。ATM行動の手始めの一歩として、「挨拶」が挙げられます。元気よく「挨拶」を交わすことによって、ATMな気持ちになります。「挨拶」するという行動が大切です。
プリントの裏側を見てください。
○楽しいから笑うのではなく、笑うから楽しくなる。
普通に考えれば、楽しいから笑うと思うのですが、人は、笑うという行動をすることによって、楽しくなることが多いということです。これは、脳科学的にも証明されているということです。
○勉強しようと思うから机に向かうのではなく、机に向かうから勉強しようと思う。
家に帰って、頭の中にはやらなければいけない宿題も浮かんできますが、なかなか勉強やろうという気持ちにならないことがあります。そんな時は、まず机の前に座ってみることです。高校の時、野球の練習で疲れ果てて帰宅し、横になれば眠り込んでしまうというようなことがよくありました。しかし、次のように先輩から言われたことを今でも覚えています。「とにかく、いくら疲れていても毎日机に向かえ。机に向かっている内に突っ伏して寝てしまうこともあるかもしれないけれど、それでもいいからとにかく机に向かうという習慣を付けろ」と言われました。その時は、あまり意味が分からなかったのですが、今この歳になって、先輩が言ってくれた意味がよく分かります。先ほど、生徒会長から部活と勉強の両立という話がありましたが、特に3年生は、疲れて帰宅することも多いと思いますが、疲れていても机に向かう、机に向かえば何かを始めます。ぜひ、机の前に座ることを習慣化して下さい。
○ATMな気持ちになるからATMな行動をするのではなく、ATMな行動をするからATMな気持ちになる。
今までの説明を理解できれば、この言葉も理解できますね。○気分がいいから挨拶をするのではなく、挨拶をするから気分がよくなる。これも、最初に話したことだから分かりますね。ATM行動、手始めの一歩ですね。
本日の話の結論を言いますとそこに書いてあることです。やる気は、行動(習慣)から起こせ!
今日はやる気がないからダメではなく、何らかの行動をすることで、眠っているやる気を起こすことができます。ぜひ、ATM行動から、ATMな気分を起こしていきましょう。皆さんが挨拶を手始めとして、様々なATM行動をしていくことが、本校全体に大きく影響していくと思っています。皆さんのATM行動を大いに期待して、本日の話を終了します。