学校日記

第1学期終業式

公開日
2014/07/24
更新日
2014/07/24

校長からのメッセージ

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以下、本日(7月24日(木))に行われた終業式における校長の話の要約です。

それではお話しします。とても暑いですね。夏が来たということが実感できるのではないでしょうか。暑い中ですが、私も汗をかきかき一生懸命話をします。皆さんも汗が出たり、暑いなあって思いが強いかもしれませんが、我慢して聴いてください。
 最初に、先ほどたくさんの表彰があった中体連のことです。先日、終業式にたくさんの表彰があるといいねって話しましたが、それが達成できてよかったですね。総合優勝ということを思っていましたが、ちょっと足りませんでした。でも、本当に頑張ってくれたなと思っています。
 この中体連、全部の部活を回ることはできませんでしたが、時間のある限り見ました。一番印象に残っているワンシーンだけ紹介します。この壇上には上がることができませんでしたが、男子バスケット部、最後の1試合だけ見ました。強敵の大岡中戦、こちらもいいプレイをありましたが、相手の素早いプレイで中々点差が縮まらない状況で、後半になって敗色濃厚だなって思った時のことでした。ゴール下に入った工藤柊弥君が、私の目の前で、くるっと回って手を挙げました。ボールをこちらに回してくれよというサインですね。そのサインに気づいた栗原 開君がパスをして、工藤君が見事にシュートして決まりました。その後のシーンが印象的でした。柊弥君がニコっと笑って栗原君を見る、栗原君もニコッと笑って応える、これは、二人の意志が通じ合った喜びだったのだと思います。これこそチームプレイ、または協力ということを示すワンシーンだなと思いました。このようなシーンは他の部活でもたくさんあったのではないかと思いますが、私が見たこのシーンがとても印象的でしたので紹介しました。これから、いろいろな協力の機会があるかと思いますが、ぜひ、今後、相手の気持ち、相手がどういうことを思っているのかなということを考えながら、行動することによって、協力することの素晴らしさや感動を皆さん全員に味わってほしいと願っています。
 さて、本題に入ります。本日で75日間の1学期を終え、33日間の夏休みに入ります。そして、8月27日にからは、79日間の2学期を迎えます。ぜひ、この33日間の夏休みを有意義に過ごすことによって、みんなが元気に2学期を迎えることを祈っています。先ほどの生徒代表の話にもありましたが、今年度のキーワード「ATM」を意識して生活してくれたなっていう思いです。前にも言いましたが、思っているだけではダメです、その思いを実行することが大切です。したがってATMだけではなくATM行動まで頭に入れて行ってください。
 これまで、ATM行動1として「挨拶」という行動、ATM行動2として「整理・整頓」という具体的な行動を提案してきました。ちょうど、3年生は県大会が残っている人もいますが、多くの人が今行うべきことは、「整理・整頓」です。ぜひ、「整理・整頓」をして新しいことに向かってください。
 すでに先日15日に、ATM行動目標として各クラスで先生方から伝えてもらいましたが、ATM行動3として「早寝・早起き・朝ごはん」を挙げます。昨日、最後の給食でしたが、そのランチメモに次のように書いてありました。「今日で一学期の給食が終了します。長い夏休みに入ると夜遅くまで起きていたり、朝寝坊をして朝ごはんを食べなかったりしがちです。健康な心と体を作るためには、食生活が大切です。毎日を元気に過ごすためにも、「早寝」・「早起き」・「朝ごはん」をこころがけ、夏休みを過ごしましょう!!」ここに今日の話がまとまっていましたが、さらに加えてお話しします。
プリントは配布されていますか、「ATM行動3、日々の習慣に あかるく たのしく まえむきに「早寝・早起き・朝ごはん」しよう」って書いてありますね。この「早寝・早起き・朝ごはん」という言葉は、ありきたりで皆さんにとって印象的でないかもしれませんが、これができるかできないかで2学期のスタートが大きく違うと思います。
 裏側を見てください。昨年1年生はいませんでしたが、小澤治夫先生をお招きして話をしてもらいました。その中から拾い出した内容ですが、3つの言葉がありますので、そこから確認しましょう。まずは、メラトニンという難しい言葉があります。「暗くなると分泌される。体温を下げて、眠りをさそう。」とあります。ということで、別名「睡眠ホルモン」とも言われます。これは、普通に暗くなってくると分泌されるのですが、遅くまで光の中にいたり、スマホなどの光を見つめたりしていますとメラトニンの分泌されにくくなります。
 次にセロトニンです。「朝の光を浴びると活発に分泌される。体温を上げて、体全体を活発化させる。」とあります。心に安定感や満足感をもたらし、ポジティブな思考をし、体や脳を活発化させる働きがあります。これこそ、「ATM」の素と考えていいですね。ぜひ、朝カーテンを開けて朝日を浴びて、次に朝ごはんをしっかりよく噛んで食べるとその分泌量が増えます。
 最後に成長ホルモンです。「夜10時から午前2時の間に最も多く分泌される」とあります。これは、骨や筋肉の成長を促すという役割です。したがって、この時間に寝ていないと育ちません。「寝る子は、育つ」という言葉がありますが、その通りですね。
 この3つを頭に置いて、上のグラフを見ましょう。日の出ている時間帯はセロトニンが多く分泌しています。暗くなってくると成長ホルモンが先にピークを迎えるゴールデンタイムがあり、その後にメラトニンのピークがあります。ぜひ、このサイクルを崩さないようにしてほしいなと思います。このサイクルを守るには、先ほどから言っています「早寝・早起き・朝ごはん」をしっかりと行っていけばよいということです。
 私たちの体というのは、半年前に食べたものによってできているそうです。だから、今食べているものは、半年後の冬の自分を作りあげていきます。ぜひ、そのようなことを考えて、このサイクルを守って生活していってください。
 最後に、先ほど紹介しました小澤治夫先生が推奨しているQCカードについて話します。少し硬い紙で印刷してありますが、なるべく折らないようにして使用してください。また、決められた枠に黒の鉛筆できれいに塗りつぶしてください。いつもと同じように、2学期が始まる始業式の日に担任の先生に提出してください。夏休み33日間、みんながこのようなよいサイクルで生活できることを願っています。
 最後の最後になりましたが、2年部に所属している芹澤佳那先生が、今月末をもちまして産休に入られます。2年4ヶ月間本校で一生懸命働いていただきました。9月の半ばにお子様が生まれる予定です。元気な赤ちゃんが誕生しますよう、職員、みんなでお祈りしましょう。ここまでありがとうございました。