学校日記

11月25日朝礼

公開日
2014/11/25
更新日
2014/11/25

校長からのメッセージ

以下、本日の朝礼要約です。

今日の話とは全く関係ありませんが、いつも分けてもらっているそのA4裏表の紙、ゴミ箱行きの可能性が高いですが、前の学校で3年間話し続けた紙をずっと取っておいてくれた生徒がいました。その生徒がこの3月に高校を卒業して、京都の立命館大学に進学する際に、原中まで出向き、私が配布した紙を取っておいて、時々見直すという話を聞きました。私は大変嬉しくなって、その場で原中版を印刷して渡しました。皆さんの中にも、そのような生徒がいてくれたら、大変嬉しいです。
今日はだいぶ寒くなり、もうあと1ヶ月もすれば冬休みという時期になりました。夏休みと言えば、もうずっと昔の話になってしまいますが、ようやく皆さんから夏休み直後に提出してもらったQCカードを返すことができました。今回は遅れついでに、少し私のコメントも書き込みました。本当によく自分の生活を振り返っている生徒もたくさんいました。2年・3年については、昨年の記録も残っていましたので、昨年の自分と比べることができました。一人一人、様々な違いがあると思いますが、今回嬉しかったことは、提出率が上がったことです。特に3年生は、昨年に比べて10%ほど上昇しました。これは、記録することに価値があると言った小澤先生を思い出すととてもよい傾向です。冬休みが近づいてきましたが、冬休みもQCカードを準備しますので、さらに提出率が上がることを期待しています。返却したQCカードとともに、朝食の大切さを説明したプリントを1枚配布しました。そこに書いてあるとおり、ブドウ糖という栄養素しか脳のエネルギーにはならないということです。しかも、朝食から取り入れられたブドウ糖は4時間しか持たないということです。皆さん今日は朝食を摂ってきたでしょうか?そのエネルギーで、これから4時間勉強したしたり、運動したりするわけです。
 さて、今、分けてもらった紙を見てください。本年度のキーワード「あかるく たのしく まえむきに」A・T・M行動の7回目は、夏休み前に話したA・T・M行動3「早寝・早起き・朝ごはん」の続編として話します。日々の習慣2回目となる今日の話の大きな題目は、そこに書かれてあるように、「QC行動」です。QCカードのQCと同じ意味です。
 ところで、今までQCについて、きちんと話していませんでしたので、裏側に元の英語を掲げました。裏側を見てください。QCのQは、Qualityです。この単語は、質という言葉で訳されています。会社なんかでもQCを重視していますが、その場合のQualityは品質、会社で造られている商品、例えばボールペン、インクの色、インクの書き味、持ちやすさなどが品質ですね。QCカードのQCは、丁寧な表現をしますと、QCの前にHがついています。Hは何だと思いますか?そのHとはHealthつまり健康です。だから、ここでQと表現されるものは、健康の質です。これを向上させるものとして、生活習慣がありますね。
 次に、QCのCは、ControlのCです。Controlは、訳すと管理するという意味になりますが、そのままコントロールの方が分かりやすいでしょう。つまりQCとは、自分の生活習慣をコントロールすると考えていいと思います。生活習慣を変えるってことは苦しいことですね。例えば、今まで7時に起きていたのを6時にする。1日、2日はできるかもしれませんが、ずっと行うことは苦しいです。しかし、我慢して続けていると習慣になります。1週間続ける、もう一日続けるというようにして習慣になると頭で意識しなくても体が勝手に動き始めるようになります。今日取り上げているQC行動とは、習慣化するまで続けるということを意味しています。
 その下に、7るのQC行動を挙げました。
1 朝日を浴びて、早起きスッキリ起床。朝日を浴びることで、目を通じて、脳に刺激が伝わり、脳が覚醒していきます。だから朝起きたら、まずカーテンを開けて、朝日を浴びるようにしましょう。今日のように曇った日でも、この体育館の明るさよりも外の方が明るいです。だから曇っている日でもカーテンを開けて起きることが大切です。人間は一日24時間ではなく、25時間くらいのサイクルで生活しているそうです。だから放っておくと1時間ずつ後ろにずれていってしまいます。例えば、冬休みになって普通にしていると1日目に1時間、2日目にはもう1時間と後ろにずれていき、生活が乱れていきます。ぜひ、決まった時間にカーテンを開けて、リセットするようにしましょう。
次に2 朝ごはんモリモリ。これについては先ほど少し話しましたが、これも胃腸を動かすことによって脳を起こすという意味もあります。だから先ほどの話のように大切なエネルギーを取り入れるという意味もありますが、脳を起こす、体を起こすという意味もあります。先ほど話したように脳のエネルギー源はブドウ糖だけであり、1回の食事で脳に回るブドウ糖は4時間で底をつくと書いてありました。朝食を食べないと、ブドウ糖が足りなくなり、その貯蔵庫である肝臓から不足分を埋めていきますが、その時、同時にイライラさせる悪いホルモンが出てくると書いてありました。
この2つ、朝日を浴びて、朝ごはんをモリモリ食べることによって、自然に、次の2つの行動、3 学習グングン、4 運動ガンガンが出来るでしょう。この2つが出来るか出来ないかによって人生が左右されますね。
そして、一日の活動を終えたら、5 湯船で、ユッタリお風呂、しっかりお風呂に入ることが重要です。しかも湯船に入ることが重要です。これは、一日の疲れを取るという意味もありますが、次の眠りに影響してきます。シャワーだけで済ます人と湯船に入る人の眠りには、眠りの質が異なるというデータがあるそうです。湯船に入る人の方が深い眠りに入っていくということです。
 次に、6早寝、グッスリ睡眠。成長のゴールデンタイムである夜10時から午前2時の間に眠りに入っていることが大切です。骨の成長、筋肉の成長を促します。成長期の皆さんには特に大切な時間です。その時間に寝ていることが大切です。その時間に起きていたり、光を浴びていると成長が妨げられます。
もう一つ睡眠の重要な役割として、7 頭の中をキッチリ整頓。このことはあまり言ってきませんでしたが、勉強した内容は、脳の海馬というところに一時的に保存されます。海馬はあくまでも一時的に保存される場所で、長い期間保存することはできません。そこで、勉強したことは寝ている間に海馬から、大脳に移動し定着していくことになります。
最後に、昨年度お話ししていただいた小澤治雄先生の言葉を読みます。「QCカードをきちんとつけた生徒ほど成績がよい」昨年の今頃、小澤先生が話してくれたことを思い出しながら、今の生活を見直してください。以上で、少し長かったですが本日の話を終わります。

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