学校日記

3月3日(火)朝礼

公開日
2015/03/04
更新日
2015/03/04

校長からのメッセージ

 3月3日(火)に朝礼がありました。当日は鈴木教頭が代読しました。以下に概要を載せます。

本日は、朝から出張のため、代わりに教頭先生からお話ししていただきます。
 とうとう3月を迎え、本当に平成26年度の終わりが近づいてきました。3年生の登校している姿を見たり、廊下から聞こえてくる元気な声を聞いたりしますと「あー、3年生はもうすぐいなくなってしまうんだな」としんみりした気持ちにもなってしまいます。
さて、今回のATM行動のタイトルは、プリントにある「笑顔」です。笑顔は誰でもどこでもできることです。「楽しいから笑顔になる」と思いますが、「笑顔になるから楽しくなる」ということも成り立つそうです。したがって、皆さんがムリして作る笑顔によって、学校全体がATMになります。今月のATM行動として、「笑顔」を強く意識して過ごしてください。
 さて、話変わりまして、2月に行った放送朝礼にまいった生徒が多かったと思います。これは、私が校長になってからずっと1年に1回行っている方法です。話の内容を真剣に聴いてもらいたいという願いと皆さんの集中力を高めるという目的もあります。みなさんが入学する前、私が赴任して初めて行った平成23年度の「笑顔の元」という話をここで教頭先生に読んでもらいます。今回、書く作業はありませんが、集中して聴いてください。
では、読みます。

「笑顔の元」
「くれない病」という言葉を知っていますか?
この意味は、「自分がこんなに頑張っているのに、親は全然信じてくれない」とか「私はこう思っているのに、誰も理解してくれない」などのように、うまくいかないことを「何々してくれない」と、人のせいばかりにする病気のことだそうです。
確かに自分を振り返ると、気分が悪くイライラしている時、周囲に対して、このような「くれない病」にかかっていることが多いように感じますが、皆さんはどうでしょうか。もし、周囲に対する不満ばかりでとても不機嫌な自分を感じるならば、「くれない病」にかかっているかもしれません。
しかし、私たちの周囲には、いつも機嫌よく、誰に対しても笑顔で応対している幸せそうな人もいます。このような人たちに共通していることは、とても親切で温かいことです。つまり、人のために温かく行動できる人は幸せな気持ちになり、自然と笑顔が多くなっていきます。
以前、ある校長先生が生徒に向かって、次のような話をしているのを聞いたことがあります。
「皆さん、『働く』の意味を知っていますか?『働く』の「はた」とは、周りの人のことを指します。『働く』の「らく」とは、楽しみという字の楽を指します。つまり、『働く』とは、周囲の人を楽にする、「はた」を「らく」にするから「はたらく」と言います。逆に、『働く』の反対を何というか知っていますか?それは、『傍迷惑(はためいわく)』と言います。ぜひ、みんなのために働くことができる人になってほしいと思います。」
皆さんは、毎日の生活で感謝の心をもって、人のために行動していることがありますか?学級のために、家族のために働いていることがありますか?そのような見方で、もう一度自分の生活を振り返ってみてください。

昨年の東北大震災は、たくさんの方々の尊い命が失われ、多くの悲しみが残りました。しかし、その悲しみの中から、たくましく復興しようとする力強いエネルギーも感じられるようになってきました。その原動力になっているのは、周囲のために働こうとする若者たちの存在です。
 周囲に温かい心を送れば、必ずその温かい心が自分に返ってきます。笑顔を送れば、必ず笑顔が返ってきます。笑顔の元は笑顔です。ぜひ、皆さんが温かい心を持って、周囲の人に笑顔を送ることができる若者の一員になってほしいと願っています。

みなさんの笑顔を楽しみにしています。
 以上で本日の話を終了します。

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