修了式
- 公開日
- 2015/03/20
- 更新日
- 2015/03/20
校長からのメッセージ
本日(3月20日)の校長式辞の要約を以下に掲げます。
一昨日の卒業式準備、御苦労様でした。1,2年生のおかげで一昨日は、立派な卒業式を行うことができました。きっとこの場にいない卒業生も皆さんに感謝していることでしょう。
さて、本日で205日目、平成26年度205日目を迎えました。この1年間を振り返ってどうでしょうか?1年生は去年の今頃、小学校6年生として卒業式を迎えていましたね。2年生は、これから2年生になるという時でしたね。1年前の自分と今の自分を比較してどうでしょうか?体だけ大きくなったというのではダメですね。中身もこの1年間で成長したかどうか、振り返ってほしいなと思っています。
また、これから16日間の春休みに入ります。すでに各学級でQCカードが配られたと思いますが、この春休みもきちんと記録をつけて、4月6日を迎え、新しい学級で提出してください。
それでは、今配られたプリントにしたがって、お話しします。
今年度のキーワード「あかるく たのしく まえむきに」について、ここまで朝礼などで話をしてきました。今日は、その12回目です。今回は進級を機会に、「あかるく たのしく まえむきに 一歩一歩」をテーマにして締めくくりたいと思っています。今まで話した11個の「ATM行動」の項目だけ振り返ります。
1挨拶、2整理・整頓、3早寝・早起き・朝ごはん、4協力、5感動、6ATM言葉、78QC行動、8励まし合い、9新たなチャレンジ、10本気で行動、11笑顔 の11項目です。
今日はその12回目、「一歩一歩」というテーマでお話しします。
裏側を見てください。
今日のATMは、言葉が違います。この進級という機会にあったATMを用意しました。
まず「A」は、「新たに」という言葉です。この進級するということは、ただ時間が経つということではなく、成長のよい機会だと捉えてほしいと思います。平成26年度が終わろうとしている今、どれだけ新しい気持ちになって、平成27年度のスタート、4月6日を迎えることができるかできるかということです。先ほども言いましたが、1年前に戻って考えた時、目標を達成できなかったな、あるいは目標を忘れてしまったなと振り返る人もいないでしょうか?それをもう一度思い出すという意味も、この「新たに」という言葉には入っています。ぜひ、そのような気持ちを持って、4月6日を迎えてください。
次は「T」、今日は、「頂上を」です。「頂上」というのは、「山のてっぺん」です。これは、目標を意味しています。1年前持っていた目標が、今失われている人は、もう一度、「てっぺん」を意識して生活してほしいと思います。目標を持っている人と持っていない人では全然違います。持っている能力も逆転しますね。また同じ人であっても、目標を持っている時と持っていない時では全く別人のようですね。したがって、目標を持って過ごすということは、皆さん一人一人にとってとても大切なことです。目標をしっかり頭の中において過ごしてください。
最後に「M」、今日は、「目指して」です。目標があれば目指すのは当たり前です。目標は目標として置いてあって、目指さなければ近づけません。ここでは、その目標に向かってどのように目指すかということを話したいと思います。その方法は難しいのですが、イチロー選手の言葉を紹介します。
「まず自分がクリアできるところに目標を設定して、それをクリアできたら次の目標を立てればいい。目標をクリアするたびに達成感を味わうことで、さらにプラスに物事が考えられるようになっていくんです。」
イチロー選手は、身近な手の届くところに目標を設定していきます。そこに到達したら、また身近なところに目標を設定していきます。そんな連続によって、みんなが届かないような遠い目標を達成していくんですね。その方法を、プリントに書いてある言葉にまとめてあります。読んでみます。
「大目標これは夢と言ってもよいかと思います。夢に到達するために、今の自分の力で届く小目標を設定する。その小目標が到達できたら、次の小目標を設定する。」
イチロー選手の目標設定の方法から学んだことをまとめました。遙か彼方にある目標を見つめて、そこに到達するための目の前の身近な小目標を設定する。そのような小目標を持ちながら、「一歩一歩」大目標に近づいていく。これが、夢を達成するためのよい方法です。「一歩一歩」毎日少しずつ目標を目指して皆さん一人一人が歩んでくれることを大いに期待しています。
ぜひ、平成26年度から27年度に変わるこの時期に、自分づくりに力強く「一歩一歩」踏み出していきましょう。
そして、そのようにパワーアップした皆さんが力を合わせて、さらに本校を前進させていきましょう。そのような皆さんの頑張りを大いに期待しています。
以上で、平成26年度最後の締めの話を終わります。