始業式
- 公開日
- 2015/04/06
- 更新日
- 2015/04/06
学校行事
以下は、始業式における式辞要約です。
ただ今、新しくお見えになった10人の先生方を紹介しましたが、私も同じように、新しい気持ちで今年度をスタートしたいと思っています。
さて、こちらに注目してくれますか?「よーし」という気持ちで今この場にいますか?または登校したでしょうか?それとも「あーあ」という気持ちで登校したでしょうか?私は、当然、新年度を迎えるにあたって「よーし」という気持ちで登校したことを期待しています。先ほどの教頭先生の挨拶には、「よーし」という気持ちが詰まっていましたね。皆さんも負けずに、「よーし」という気持ちで本日を迎えてほしいなと思っています。もし、「あーあ」という気持ちで今日を迎えてしまった人がいたら、今この時から、「よーし」という気持ちに入れ替えて新年度を迎えてほしいと思っています。私も年度末、少しだらだらとしてしまいましたが、今日始業式を迎えて、もう一度「よーし」という気持ちになってきました。皆さんとともに、「よーし」という気持ちで平成27年度をスタートしたいと思っていますの、よろしくお願いします。
次に、昨年度から今年度にかけて、変わらないこと、そして変わったことについて話します。
まず、変わらないことですが、学校教育目標「思いやりの心を持ち 自分のよさを発揮できる生徒」、「思いやりの心を持つ」ということ、「自分のよさを発揮すること」、この2つが皆さんに求められています。これを、私なりに言い換えています。まず、「思いやりの心を持つ」という部分に対して、「友情」という言葉で表現できるなと思いました。しかし、皆さんの先輩が「優情」という言葉で表現してくれました。「友」のところを、優しいという「優」の字で表現してくれました。ぜひ、「思いやりの心を持つ」という所を「優情」という言葉で理解してほしいと思っています。
もう一つ、「自分のよさを発揮する」という所、自分のよさを発揮するには、「自信」が必要ですね。「自信をもって、自分のよさを発揮する」という姿勢が大切です。この「自信」に対して、私は「自芯」という言葉をあてています。「信ずる」というところを、鉛筆の「芯」という字に言い換えています。「自信」のところを、自分の芯である「自芯」と言い換えています。やはり、自分の芯がないと、ついつい周囲に流されてしまいます。今年度1年間、これだけは外さないぞという芯を持って過ごしてほしいと思います。「優情と自芯」をもう一度確かめてスタートしてください。
変わらないこととして、もう一つ「QC行動」と「あかるく たのしく まえむきに」という「ATM行動」、この2つの行動を今年度も大切にして過ごしてほしいなと思っています。
次に、今年度変更するものとして、キーワードがあります。もちろん、ATMは大切にするのですが、今年度のキーワードは、「継続」としました。この「継続」という言葉を大切にして、この1年間皆さんに呼びかけていきたいと思っています。
「継続」は何かを続けて行うことです。本当にこの1年間、継続することができるかどうかによって大きく結果は異なると思います。例えば、皆さんが大切にしている「挨拶」。毎日できているでしょうか?学校だけではありません。学校外、または家庭でできているでしょうか?今朝、起きた時、しっかり挨拶してきましたか?「おはよう」と言ってきましたか?しかも、元気に、笑顔で挨拶してきましたか?挨拶は誰でもできることですが、この挨拶をずっと毎日行うということは重要なことですね。昨晩遅くまで起きていて朝眠くてしょうがない時でも、挨拶できるでしょうか?そういう時には、できなかったとするならば、それは「継続」できたことにはなりません。または、昨日悪いことして、お父さんやお母さんにきつく叱られた時、その気持ちが朝まで残っていて、挨拶する気になれない、そんな時も、それはそれとして、一日のスタートの挨拶をしっかりすることが大切ですね。そういう時にはやらないというのでは、「継続」したことにはなりません。むしろそういう時だからこそ、明るく「おはよう!」と言うことがとっても大切ですね。そのような小さなことでも「継続」するということは大切なことです。ぜひ、この1年間、毎日続けることを決めて、それを続けてほしいと思っています。プリントにある「継続こそ、最高の才能」を見てください。どんなに、人がうらやむような才能を持っていても、毎日努力することをしないとか、自分の才能を磨かないとかする人は、宝の持ち腐れですね。先ほどの挨拶を明るく元気にできる人の方が、社会に出た時に認められるかもしれません。そのように考えますと、何かを続けて行うことができることこそ、最高の才能を持っているということになりますね。どんな小さなことでも、誰でもできるようなことであっても、人のためになること、自分のためになること、親のためになること、これを毎日続けることができたならば、それは最高の才能であるという意味でしょう。この言葉は、最近雑誌で見つけた言葉ですが、本当にいい言葉ですね。この言葉を、この学期の初めに皆さんに紹介したいと思いました。
裏側に、「今年度一年間、あなたが継続したいと思っていることは、何ですか?」と皆さんに問いかけています。その四角の中に、続けたいことを書いて、この後発表する新しい担任の先生に提出してください。
今年度、皆さんが「継続」というキーワードを頭に置いて、真面目にコツコツと頑張ることを大いに期待しています。そのような期待を持って、始業式の話とします。