学校日記

放送朝礼

公開日
2016/02/10
更新日
2016/02/10

校長からのメッセージ

 2月9日(火)の朝礼は、インフルエンザが流行する時期でもあり、例年通り放送朝礼とし、以下の作文を聞き取りながら原稿用紙に書いていくという朝礼を行いました。手が痛くなってしまった等々、過酷だったかもしれませんが、集中力を養うにはよい機会になったと思います。3年生は3回目で最後だから頑張ったという感想もいくつかありました。

「自分の考えを、素直に」

 私は人前で話をすることがとても苦手です。だから、授業で手を挙げるなんてことはまずありません。先生から指名された時、しょうがなく起立して話し始めるのですが、途中で言葉に詰まってしまいます。しばらくすると、「じゃあ、いい。座りなさい。」という先生のあきらめの言葉を聞いて落ち込むのです。
 ある日、国語の授業でプリントが配られました。「この前の時間、みんなに作ってもらった俳句を印刷してきた。今から一つずつ読んで『いいな』と思う俳句を三つ選ぼう。」と先生から指示されました。プリントには、たくさんの俳句が並べてあり、生徒名は書いてありません。しばらく目を通しながら、迷いながらも三つの俳句を選びました。
 次の国語の時間、「この前の俳句、みんなに投票してもらったものを集計したので、多かったものを発表するよ。」と先生が話し、黒板に書き始めました。「はい、これが第三位」、「はい、これが第二位」と書いていきます。そして、「はい、これが第一位」と書きました。私は黒板に書かれた俳句を見てびっくりしました。何と私が作った俳句が第一位に書かれてあるではないですか。「先生、誰の俳句?」という声が挙がりました。「じゃあ、第三位の俳句を作った人から順に、どういう思いでこの俳句を作ったか言ってもらおうか。」という先生の指示で、順に話をしていきました。
 「はい、最後の作品」という先生の声で私は起立しました。みんなの意外そうな顔や反応がありましたが、この俳句を作った時に考えたことを素直にそのまま説明することができました。話し終えて座ると初めてまともに発言することができた喜びとともに、発表は聞く人にどう思われるのかびくびくするのではなく、素直に自分が思ったことを話せばいいんだと思い、とてもすっきりした気持ちになりました。今度は、自分から手を挙げて発表しようと思っています。

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