3月1日(火)朝礼
- 公開日
- 2016/03/01
- 更新日
- 2016/03/01
校長からのメッセージ
皆さん、おはようございます。
すでに連絡があったと思いますが、前回に続いて、今回も放送による朝礼とします。
今回は、本校ではそれほどではないものの、まだ、インフルエンザが流行している学校もあります。
したがって入試直前の3年生がいることを考え、念のために集会方式ではなく、今回も放送にて朝礼を行うことにしました。
男子バスケット部の皆さんには、表彰を先延ばしにしてしまい申しわけありません。近いうちに、何らかの場で表彰を行いたいと思っています。
さて、今日の朝礼の内容は、前回のような手が痛くなる厳しい作業ではありませんので、安心して耳を傾けてください。前回、読み上げた「自分の考えを、素直に」に対する皆さんの感想を読むと、みんな発表意欲があることがわかりました。今後の授業において、安心して「自分の考えを、素直に」発表する授業を各学級とも作っていき、原中全体の授業が活気に溢れ、充実感ある授業になっていくようみんなで協力していきましょう。
先週、金曜日に担任の先生方を通して、冬休みのQCカードの返却を行ったいただきました。
皆さんのQCカードの記録を打ち込み感想を読んで、貼り付けた個人票の数値を見て、気づいたことを赤ペンでメモ書きして戻しました。私の字が汚くて読めなかったところがあるかもしれません。私の仕事が遅く、いつも休みからずっと遅れた時期での返却となってしまい、申し訳なく思っています。
今、そのQCカードは手元にないと思いますが、学年ごと気づいたことを話します。
まず、1年生、今回の提出率が95.8%ということで、2年生、3年生を超えた素晴らしい提出率でした。また、前回の夏休みのQCカード提出率が93.1%でしたので、提出率が高まったことも素晴らしかったです。
特にA組とE組は100%、全員の提出でした。提出率が高いということは、それだけ自分の生活に意識が向いている証拠ですので、私は一番重視している数値です。
冬休みは夏休みに比べ睡眠時刻が平均して30分ほど後ろに寄ってしまっていました。一人一人を見ていくと、午前様になっている夜更かししている生徒、テレビゲーム時間が5時間・6時間と長すぎる生徒がいましたので、心配になりました。成長のゴールデンタイムである夜10時から午前2時に睡眠していることが大事であるという話を思い出してください。
次に2年生、提出率は89.1%でした。夏休みが86.3%でしたので、向上しましたのでよい傾向です。特に2Aは全員提出100%ということで、大変素晴らしかったです。次回は学年全体で90%超えを目指してほしいと思っています。
1年生同様に、夏休みに比べ、睡眠時刻が後ろに20分程度寄ってしまいました。また、平均就寝時刻が23時を超えてしまいました。1年生でも指摘しましたが、一人一人を見ると、本当に遅い時刻、午前2時とか3時という時刻に寝ている人、テレビゲーム時間がとても多い心配な人もいました。特に寝る前にテレビやスマホを見つめる時間が長いと熟睡できなくなります。
最後に3年生、提出率は85.4%でした。夏休みが84.8%でしたので若干増えました。しかし、1年生の時が91.3%と90%を超えていたので、残念でした。
3年生は受験間近ということで、勉強中心の生活でした。しかし、健康的にはあまりよい生活リズムではありません。睡眠時刻は夏休みに比べ10分ほど後ろに寄っています。平均就寝時刻が23時27分ですので、午前様になっている3年生がかなり多かったことを意味しています。
入試等が終わって一段落したら、もう一度、健康的な生活を目指して、よいリズムを取り戻していってほしいと思っています。
3年生の平均勉強時間は4時間21分でした。すごい数値ですね。この数値は、QCカードの記録集計を始めて3年目ですが、昨年の3年生が3時間59分、一昨年の3年生が3時間27分ですので、この3年間で最長記録です。
平均がその時間ですので、人によっては1日に10時間以上勉強に時間を当てていたすごい人もいました。平均勉強時間の最高記録は10時間43分でした。
これだけ、時間をかけて勉強を行った3年生は、ここまで全員合格という素晴らしい結果に結びついています。今週末の公立入試においても、今までの努力の成果を発揮し、自分の力を出し切ってほしいと願っています。
1・2年生の平均勉強時間は2時間弱でしたので倍以上ですが、3年生も1,2年生の時は同じくらいでした。1年生、2年生は、この4時間21分という数字を覚えておいてほしいと思います。
さあ、本日用意したプリントに話を移していきましょう。
春休みを前にして、もう一度「QC行動」について、みなさんに意識してもらいたいということで、継続したいことシリーズとして「QC行動2」としました。
次の「習慣が変われば、人生が変わる」という言葉を掲げてあります。
これは、次の有名な言葉から取り出しています。読んでみます。
「心が変われば、態度が変わる。
態度が変われば、行動が変わる。
行動が変われば、習慣が変わる。
習慣が変われば、人格が変わる。
人格が変われば、運命が変わる。
運命が変われば、人生が変わる」
皆さんが歩みたいと思う人生があるでしょう。いつも言うことですが、こうなりたいという思いを持つことがまず必要です。
しかし、思っているだけではだめです。それを具体的な行動に移していかなければ始まりません。さらに、その行動を習慣化させていくことがとても大事です。
プリント裏側を見てください。皆さんの中でテレビゲーム時間の極端に長い人がいることや最近の若者の姿から不安に感じています。その時、「楽しい子育て全国キャンペーン〜家族で話そう!我が家のルール・家族のきずな・命の大切さ〜三行詩」に次の三行詩があることを知りました。読んでみます。
「スマホの画面ばっかり見ていると わからなくなる
家族のこと 友達のこと 自分のこと
本当のこと 大切なこと」
人間は、人と人の間と書きます。したがって、人と人の交流をしながら生活することが人間の特徴だということでしょう。周囲の人と対話しながら様々なことを知り、そこから考えを深めていくことによって、よりよい生活に変えていく姿勢が人間の基本です。
ところが、スマホにどっぷり浸かってしまい、周囲の状況に目をやらない人々が増えてきています。スマホに限らず、家でテレビやゲームに夢中になりすぎて、人間として大切なことを失っている人が多くなってきているのではないでしょうか。
次に、平成25年11月25日(月)3年生が1年生の時に、本校に来校していただき、「習慣が変われば、人生が変わる」という題名で講演してくださった東海大学体育学部教授、小澤治夫教授の提唱する「風車の理論」をそこに掲げましたので読みます。
「まず、『朝食』を食べることから始めましょう。朝ごはんをしっかり食べるという1枚の羽根を動かしてやることによって、よき生活習慣をコントロールできる(風車が回る)という理論です。朝食を食べれば排便があり、体温も上昇して体調も良好、学校でも勉強に集中でき、力を出し切れるから心地よい疲れ、美味しい夕食、入浴して夜は熟睡、朝は目覚めすっきり、と風車のように次々と回るのです。」
上の風車の図を見てください。この8枚の羽根の中で、朝食をしっかり食べるという羽根を回していくと、他の羽根も回り始めるという理論です。
よい人生を送るための土台は、毎日のよりよい生活リズムにあります。ぜひ、そのような土台をこの中学生の時に作っていくという意識をもって、これからの毎日を「あかるく たのしく まえむきに」過ごしていきましょう。
以上で、放送朝礼を終了します。