始業式2
- 公開日
- 2016/04/06
- 更新日
- 2016/04/06
学校行事
以下、始業式の話の要約です。
天気予報を見ると雨の多い一週間の中、平成28年度初日の今日の天気がよくなって本当に良かったですね。皆さんは、どのような気持ちで登校したでしょう。昨年度の初めにも言いましたが、「よーし」という気持ちで登校したでしょうか?ぜひ、そのような気持ちで28年度もスタートしてほしいなと思っています。その気持ちをどこまで継続できるかですね。忘れてしまった時には、その気持ちに戻ることですね。戻れるところがある人は強いと思います。そのように戻れる所、土台ですね。そのような「土台」をぜひ作ってください。
また、昨年度言った言葉「向き不向きより前向き」という言葉を思い出してください。新年度、新しいクラスになって、新しい役割を担うこともあるかもしれません。中には、自分には向いていない役割も行わなければならない場合も出てくることでしょう。しかし、そんな場合でも、まず前向きに挑戦することが大切です。自分が苦手だと思っていることを行うことで、自分の能力が広がる場合が多いので、ぜひ、前向きに挑戦してみましょう。
さて、もう一つ、午後の入学式で話す内容を用意してありますが、皆さんが入学してきた時に話した「成長の3つの種」を今年も入れています。
皆さんの頭の中から抜けてしまっているかもしれませんので、簡単に要点をおさらいします。
1点目は、「誠実」。誠実とは、「うそをつかない」という「正直」であることはもちろんのこと、自分の言ったことは必ず実行に移していくということです。だから、「正直」よりもレベルが高いです。
2点目は、「謙虚」。謙虚とは、どんな人からも学ぶべき点があり、学ぼうとする態度です。そして学んだことを素直に受け止めて、さらに自分をレベルアップしていこうとすることです。
3点目は、「努力」。努力せずに成長することはできません。努力には、必ず苦痛が伴いますが、それを乗り越えて、頑張り続けようとする姿勢が必要です。昨年度のキーワード「継続こそ、最高の才能」の土台には、この「努力」があります。
「誠実」、「謙虚」、「努力」という3つを大切にして、3年間を過ごしてくださいという話をしました。この姿勢はとても大切であると思いますので、ここで確認をしました。
それでは、プリントに書かれてある内容に移ります。今年度のキーワードを、プリントに書かれてあるように『あきらめずに、最後まで』とします。これは、27年度の『継続』の続編と考えてください。
野球の話で申し訳ありませんが、先日広島の41歳になる黒田投手が対巨人戦で完封しました。その試合後のインタビューで、次のように話しています。
「7,8回でいい、ではなく最後までいくという気持ちがあれば、練習から変わってくる。」
意味分かりますか、先発して9回最後まで投げるという意気込みがあれば、練習から変わってくる。練習って日頃のことですね。最後までやるって気持ちがあれば、毎日が変わってくるということですね。私流にこの言葉を読み替えますと、「『このくらいでいいや』ではなく、最後までやり続けようという気持ちがあれば、毎日の生活自体が変わってくる。」そのような思いで、このキーワード「あきらめずに、最後まで」を皆さんに投げかけたいと思っています。
プリント裏側に、「今年度一年間、あなたが『あきらめずに、最後まで』やり遂げたいことは何ですか?」という問いがあります。一つでも二つでもいいですので、皆さんの考えた答えを□の中に書き、担任の先生に提出してください。
皆さんが書いてくれたものを話の種にして、今年度一年間進めていきたいと考えています。
例を一つだけ出します。私が高校の時にやろうかなと思ったことです。「一日に一回は、家で机に向かう」これは、自分で決めたというよりも先輩に言われたことです。自分は野球をやっていたので、疲れが激しい日もありまして、そのまま寝たいなという日もありました。「芝、それでもな、一回は机に向かえ。そうしているうちに、習慣になる。そうしないと、野球はうまくなったとしても、勉強はどんどん落ちていく」と言われました。
そのような例を出しましたが、皆さんは皆さんの頭で考えて、その□の中に書き込んでください。どんな言葉が書かれるか楽しみにしながら年度初めを過ごしたいと思っています。
今年度、皆さんが『あきらめずに、最後まで』というキーワードを頭に置いて、真面目にコツコツと最後まで頑張ることを大いに期待しています。そのような期待を持って、始業式の話とします。