1学期終業式
- 公開日
- 2016/07/22
- 更新日
- 2016/07/22
校長からのメッセージ
本日の終業式の校長式辞要約です。
今日は、久しぶりに画面を使ってお話しします。画面に注目してください。
最初に、この画面を見て黙想してもらおうかと思っています。この画面をイメージしながら黙想をしてください。…………………………………………………………………………………… はい、黙想をやめてください。今の音、何の音か分かりましたか?我々原中にとっては、大切な音ですね。潮騒の音です。今、なぜ黙想してもらったかというと1学期の最終日の今日、1学期の嫌なことなど洗い流してほしかったということとこれから始まる私の話に集中してほしいという二つの理由からやってもらいました。
それでは、始めます。先ほど各学年の代表から「1学期を振り返って」という発表がありました。私も用意した画面を使って、1学期を振り返ろうと思っています。
まず、この画面、先日「3年生を励ます会」において、各部の部長に渡した言葉です。ここで、1・2年生に引き継がれると思いますが、この言葉も引き継いで、新人戦等秋の大会に向かっていってください。
「あきらめずに、最後まで」というこの言葉で、今年度スタートしましたね。4月6日始業式の様子です。この時、1年生はいなかったですね。午後からの入学式からスタートしました。その時、「あきらめずに、最後まで」という言葉を今年度1年間のキーワードとして頑張っていこうと話しました。ここから、動画になりますので、しばらく見てください。
…………………………………………………………………………………… まだまだ他に皆さん一人一人の思い出が一杯詰まった1学期だったことでしょう。これで1学期の振り返りを終了します。
先ほどの話に戻りますが、「今年度一年間、あなたが『あきらめずに、最後まで』やり遂げたいことは何ですか?」という年度初めの問いかけに、皆さんの答えをテーマにして、シリーズとしてここまで朝礼で話してきました。
今日は、プリントにもありますが、「仲間意識」というテーマで話したいと思っています。読んでみましょう。
・友だちをたくさんつくる(一年)
・クラス全員と仲よくする(一年)
・優しく、尊敬される先輩(二年)
・自分の得にならなくても、人のために行動(二年)
・常に相手の立場になって行動すること(三年)
・毎日、今ある生活が当たり前だと思わずに感謝しながら生活する(三年)
ということで、学年ごと少しずつレベルアップしているように私は感じました。
この仲間意識は、学校生活においては大切にしなければいけないと思いました。1学期最後は、この大切な「仲間意識」をテーマにして話をしたいなと思いました。
そこで、思い出したのは次の画面です。だいぶ古いですが、私がこの原中に赴任した平成23年に話した内容です。この平成23年という一年間を表す漢字がありました。皆さんは、3年生が小学校3年生だと思いますので、2年生が小学校2年、1年生が小学校1年だと思います。その時、1年間を表す漢字、出してみますね。「絆」という漢字です。写真は当時の生徒会役員が中心となって作った潮騒祭オープニングの際に、この体育館後ろに飾られたものです。生徒会が中心となって手作りされ、きれいに飾られた「絆」という文字です。この「絆」という漢字について、私の勝手な解釈ですを話しました。この「絆」と先ほどの「仲間意識」は近いなと思いましたので、ここでもう一度話します。
この「絆」という漢字に注目してください。右にある「半」のような字、これは元々「半」という字で字体が違っているだけだということです。そして、その左に「糸」という「いとへん」が付いています。その「絆」という字の左側にも「半」という文字をつけてみます。「半糸半」「半」は全部でないということで、完成されたものではないつまり未完成です。私はこれを人と解釈しました。そして、間の「糸」はつなぐものとなりますので、「半糸半」は「人−人」と解釈しました。人がさらに増えていきます。このように円を描いていきます。みんな糸でつながっていきます。はい、これは皆さんの学級の姿、班の姿、部活の姿になるでしょう。このような「絆の輪」があることが学校生活でとても重要となります。これがあれば、学校に行きたくなります。これがないと学校に行きたくなくなります。この学校で「絆の輪」をみんなで作っていくことがとても大事ですね。これで、夏休みに入りますが、また2学期、もっと「絆の輪」を大切にしていきましょう。
この「絆」がどうして、平成23年を表す漢字になったかというと、この年に「東日本大震災」があったからです。先日、2年生の授業で、この震災を扱っている場面がありました。私もその時次のような画面を作って当時の生徒に見せましたので、皆さんにも見てほしいと思います。画面に注目してください。
東日本大震災の写真
……………………………………………………………………………………
学校は一人ではなく、みんなで成長する場
右の半は、未完成な人
左の糸は、つなぐこと
人は誰でも、未完成な存在。
だからこそ
人と人をつなぐ
絆がとても大切
これから三十四日間の夏休みに入ります。
しばらく学校生活から離れますが、
皆さんが、QC行動をしながらよいリズムで
生活することを願っています。
パワーアップした皆さん一人一人が
八月二十六日(金)に
元気よく、この成長の場、原中に集まり
「 全力突破
〜学年を越えた輪をつなげ〜 」
というスローガンの下、
潮騒祭に向かってみんなで力強く
スタートすることを大いに期待しています。
はい、これから34日間の夏休みに入りますが、皆さん一人一人にとって充実した日々となり、8月26日には元気にこの場で再会できることを願っています。
以上で終わりにします。