学校日記

朝礼2

公開日
2011/10/25
更新日
2011/10/25

校長からのメッセージ

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朝礼の後半は、体育館の放送等の施設工事の確認の意味も含めて、パソコン画面を利用した話及び先日行われた沼津市連合音楽会の様子をビデオで見ました。

話の概要は以下の通りです。

先ほどの任命にて学級二役も正式に発足しました。先日任命した生徒会役員及び専門委員会役員とともに、本年度後期を充実させるよう学校・学級をリードしてください。さて、本日はパソコンを利用して話をします。
・「才能より向上心」
前の学校で、「才能よりも向上心」という話をしたことがあります。少し内容を紹介しますと、私の野球の教え子にある兄弟がいました。兄は、走攻守そろった素晴らしい才能を持った選手でした。これは、将来素晴らしい選手になるなあと期待していました。しかしながら、欠点として練習嫌いと仲間意識が弱い点があげられます。その兄が、中3の時に弟が入学してきました。弟も兄同様、大きな体に恵まれていましたが、その動きを見ると不器用でうまく体を使えません。「ああ、妙な癖があるなあ、兄にはとてもかなわないなあ。」と思いました。しかし、弟はそのような自分の弱点を自覚していたのでしょう。練習が終わると、毎日、私のところへ寄ってきて、「先生、素振りを見てください。」と言って、私の前で一生懸命に振ります。さて、この兄弟のその後は才能とは全く反対となりました。兄は高校でレギュラーにもならず鳴かず飛ばずの野球人生、弟は高校でも活躍し、東京6大学で活躍する選手になっていきました。やはり「才能より向上心」だなと思いました。
・「よい習慣は、才能を越える」
 先日、ある雑誌を読んでいますと「よい習慣は、才能を越える」という言葉に出会いました。私は思わず「その通り、この言葉をもらって生徒に伝えたい。」と思いました。みなさんは、今自分をつかもうともがく時期だと思います。自分が自分でよくわからない時期です。時に自信を失って「どうせ、私には能力がないから、やってもだめだ。」というマイナス感情に落ち込んでしまうこともあるのではないでしょうか。しかし、自分で自分を見限ることは一番やってはいけないことだと思います。今まで多くの生徒を見てきましたが、こつこつと毎日努力する習慣をもっている子どもが伸びていく姿をたくさん見ました。反対に才能がありながら、その才能にふんぞり返っていて一向に成長しない姿もたくさん見てきました。これは、どのような世界でも言えることだと思います。ぜひ、一歩一歩小さなことでよいので始め、習慣化しください。今年は不調でしたが、イチローの次のような言葉があります。「小さなことを積み重ねるのが、とんでもないところへ行くただ一つの道」
・「積小為大」
二宮尊徳、江戸時代の方ですが、このような言葉を残しています。「積小為大」です。、先ほどのイチローと同じ意味だと思います。小さいことを積み重ねることによって、大きなことを為すことができるという意味だと思います。
皆さんがこれらの言葉に力をもらって、一つ一つのことを積み重ねて大きく成長していくことを期待しています。