学校日記

2学期終業式

公開日
2011/12/22
更新日
2011/12/22

校長からのメッセージ

以下、12月22日(木)終業式の話の概要です。

2学期最後の日ですが、今日も画面を利用してお話します。
潮騒というのは画面のような波打ち際で聞こえるものですね。始めましょう。
さて、「今年の漢字」ということで、今年一年を象徴する漢字として、ある漢字が選ばれましたが皆さん知っていますか?そうですね、「絆」という漢字です。2位は「災(さい)」、3位は「震(しん)」で、いずれも東北大震災に関わる漢字です。3年生の各クラスの廊下にも、今年一年を人文字で表すという問いについて、一人ずつ漢字が掲示されています。もちろん「絆」「災」「震」もありました。第1位になった「絆」は、本校でも今年のキーワードとして挙げられると思います。皆さんの手によって作成された色鮮やかな「絆」の掲示物は、きっと頭に残っていることでしょう。
私は、この「絆」という漢字を見て、つくりの「半(はん)」の上の点が「ソ」ではなく、なぜ「ハ」の字になっているのだろうかと思いました。少し調べてみました。これは、当用漢字を決める時、半分の半は、「ソ」の形で決められましたが、「絆」は最初当用漢字になかった漢字で、昔の姿「ハ」のまま残ったということです。よって、示し方の違いで、どちらでも意味は同じです。
したがいまして、「絆」という漢字は、糸偏に半分の半というつくりがくっついてできているということになります。
ここからは私個人の解釈ですが、「半」という意味から、全部ではない、足りないところがあるということ意味で、この半は、未完成な人の姿を表すものだと思いました。みんな一人一人は完全ではない、不足している部分があるということです。それを糸でつなげて補ってくれる人がいます。その補ってくれる他の人も完全ではありません。そうやって、人と人とがつながっていきますと、全部結ばれて、丸い形になります。これが「絆」の意味ではないでしょうか。
そのように考えると思い出す場面があります。潮騒祭第一日目、3年生の合唱発表前の各クラスが輪になって結びついていたシーンです。これが「絆」の姿だと思います。3Cの歌声でした。そして永井先生のガッツポーズとなりました。3Cばかりでなく、他のクラスもきっと絆の輪を作ることができたと思います。
次に潮騒祭二日目、体育の部のシーンです。ここでは、各学年種目を取り上げました。どの学年も絆が感じられる種目でした。
そして、3年生の連合音楽会です。次に1,2年生のスポーツ祭の様子です。次に、その他の場面です。
さて、この「絆」という文字がこの1年間を象徴する漢字となった元は、やはり東北大震災です。少し時間が経つと人間忘れやすいものですが、覚えておかなければいけないことだと思います。簡単な画面を作りましたので、よく見て、思い出してください。
一人では、できないことも
二人になるとできることがあります。
三人になれば、もっとできるかもしれません。
そんなつながりが、
今みんなに求められている「絆」ではないでしょうか。
短い冬休みですが、
家族との絆を深め、心を温めてください。
そして、
みんなが
絆を結ぶ力を強くして、
また、一月六日に
元気よく
この場に集まってくることを願っています。
以上で二学期最後の話を終えます。

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