7/7(月) たなばたの日に願う
- 公開日
- 2025/07/07
- 更新日
- 2025/07/07
学校からの連絡
天空でいちばんえらい神様「天帝(てんてい)」には、「織女(しょくじょ)日本では「織り姫(おりひめ)」」という娘がいました。織女は神様たちの着物の布を織る仕事をしており、天の川のほとりで毎日熱心に機(はた)を織っていました。遊びもせず、恋人もいない織女をかわいそうに思った天帝は、天の川の対岸で牛を飼っているまじめな青年「牽牛(けんぎゅう)日本では「彦星(ひこぼし)」」を織女に引き合わせ、やがて二人は結婚しました。
結婚してからというもの、二人は毎日遊んで暮らしていました。「織り姫(おりひめ)」が機を織らなくなったので、神様たちの着物はすりきれてぼろぼろになり、「彦星(ひこぼし)」が牛の世話をしなくなったので、牛はやせ細り、病気になってしまいました。
これに怒った天帝は、二人を天の川の両岸に引き離してしまいました。しかし、二人は悲しみのあまり毎日泣き暮らし、仕事になりません。かわいそうに思った天帝は、二人が毎日まじめに働くなら、年に1度、7月7日の夜に会わせてやると約束しました。(国立天文台「質問3-9 七夕について教えて」から)
織物の名手であった織姫にあやかり、芸事の上達を願って始まった中国のお祭りが、奈良時代に日本に伝わり、貴族は葉っぱに和歌を書いたり、針に5色の糸を通して裁縫の上達を祈ったりしました。これらの風習が、葉っぱや糸は短冊や七夕飾りへと姿を変え、星に願いを込めるお祭りとして広く親しまれているようです。
校舎内には、たなばた飾りや短冊が掲示されています。願いがかなえられるといいですね。